047 執筆開始から丸1年が経ちました。

 本エッセイは拙著「はじめさんが はじめから はじめる! ~タイムスリップ歴女コスプレイヤーはじめさん~」の最新話のネタバレを多分に含みます。エッセイの題もしくはエッセイ冒頭の表記話数をまずご確認いただき、ご自身の読書進捗度と照らし合わせて読み進めるか止めるかを予めご判断ください。

 では、以下から新規部分です。どうぞ。




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 はじめさんがはじめからはじめる、第21話 ????年 ????。始まりました。




 歴史を題材にするに当たり、まず取り上げたのが日本住血吸虫症であったこともあって、歴史とは真面目に色々と向き合わなければならないことがあるとは最初に考えました。


 ひとつ目が疫病。これは結核と梅毒、日本住血吸虫症を挙げました。

 ふたつ目が戦。それを代表するイザコザは常に世界中でありました。

 みっつ目は貧困。これは十分に描けたかは自信がありませんが、基本は他の三要素の影響で発生する場合が多く、全体を通していくらかは感じ取っていただけたかと思っています。一般庶民は現代になる前までは基本ずっと貧しいままでした。


 よっつ目が災害です。すでに地震と山体崩壊を描きましたが、昨今の日本人が忘れていて、いまだ世界中で苦しんでいる人々のいる飢饉を外す訳には行きませんでした。これに目を伏せたならこの作品は一瞬で腐敗臭を放ちます。決して避けては通れません。きちんと向き合わねばなりませんでした。




 筆を握ってからちょうど1年が経ちました。それで何か感傷的になって、昨年12月のA4で3枚ほどの初回の原稿を読み返してみて。

 ああ、これこそが私の文章、私の作品。そう感じました。


 今の投稿されたものはどこか他の方の作品のようにさえ思えます。本当にあれは私が書いたものなのでしょうか? 不思議なものです。


 以前にも本エッセイで言及しましたが、やはり今から同じものを書こうとしても無理でしょう。良くも悪くも、あの文章は2020年でなければ発生しませんでした。それに昨冬の私の、燃え上がるような情熱がなければ。

 今の私は、これまで歩んできた60万字にめまいがしています。それほどの凄まじい情熱でした。積年の恨みではありませんが、それをおよそ吐き出した今は、もう少しで抜け殻になりそうなくらい空になりつつあります。


 この物語はあと2週間で終わります。泣いても笑ってもあと2週。

 これが終わればまた新たな物語を書くようになるでしょうか。

 何か書きたくなるようなテーマを思いつくでしょうか。

 そのテーマは再び私に情熱を吹き込んでくれるでしょうか。


 現状は短編ひとつを除けば全くの白紙です。近況ノートで述べました新作はその短編のことです。1~2か月ほど書いて終わる予定です。


 せっかく始めた新しい趣味です。末永くと言いたいところですが果たしてどうなりますやら。

 ひとつ今の段階で分かっていることは、また相当量書き溜めてから投稿するスタイルを踏襲することです。アイデアを捻り出し、下調べして、書けるだけ書いてみて、足りない分を調べて、書き加えて、推敲して、他の話と整合を取って、投稿します。

 いつ戻って来るかはお約束できません。半年後かもしれませんし、数年後かもしれません。



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以下、近況ノートの文を貼付します。


 処女作について、まだ全ての改稿を終えてはいませんが次回作に着手しました。次は驚くなかれ、異世界ファンタジーです。今アイデア出しを終えてプロット作成中です。

 ちょっと思い付いたアイデアがありまして、それを語らない手はないと考えました。


 できればこれも10万字くらいに育ててコンテストに応募したいと考えています。ですから、新年からの連載と1月中の完結を目指します。

 12ヶ月かかって70万字が精々の書き手が、果たして1ヶ月で10万字を書けるでしょうか?

 12月のうちに少しでも進めておきたいと思います。


 どんな内容かは答え合わせをするつもりはありませんが、拙作の読者さんの期待を裏切らない内容は今から保証できると思います。中には拒絶反応を起こす人も居られるかもしれませんが、カチッと型にはまる方もまた居ると思います。ともかく期待してくださいませ♪

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