025 第7話 1869年 カリフォルニア開拓団 終盤です。
本エッセイは拙著「はじめさんが はじめから はじめる! ~タイムスリップ歴女コスプレイヤーはじめさん~」の最新話のネタバレを多分に含みます。エッセイの題もしくはエッセイ冒頭の表記話数をまずご確認いただき、ご自身の読書進捗度と照らし合わせて読み進めるか止めるかを予めご判断ください。
では、以下から新規部分です。どうぞ。
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はじめさんがはじめからはじめる、第7話 ????年 ????。いかがでしたでしょうか?
すみません、ここに来て1万字ほど増やしてしまいましたので今日で終わりませんでした。明日で終わります。しかしおよそ第7話としての物語は決着が着いたところです。そのためこちらのエッセイは、以上をお知らせがてら明日投稿する分を今日投稿します。明日投稿分の中身には触れていませんので、悪しからずご了承くださいませ。
これは最初期から構想があった話でした。明治新政府が立ち上がる頃に渡って行った開拓団の人達。彼らの挑戦は志半ばで頓挫するんです。アメリカに渡り、そして窮地に至る。私も現状窮地に居ます。この絶望感は他人事とは思えないと妙に共感して作品群に加えました。
昼間に正々堂々と向かって行く脚本で描きたかったのですが、それですと侍が全滅してしまうので夜襲になりました。銃が先込め式の弾込めが大変な時代だったなら描きやすかったと思います。この時代にはすでにリボルバーが主流でしたので、簡単に連射されては侍に勝ち目がありませんでした。
もし主人公が別だったなら、それこそ侍対ガンマンの決闘くらいやってみたかったです。大立ち回りを上手に文章で表現できるかに課題がありますが。
シューメイカーは最初ボブとかジェフとかの短い名前でした。それを去年のカクヨムコンに出そうとして文字数を増やそうと躍起になっているところで、苦し紛れに長い文字数に変えたのでした。
そんなものが焼け石に水なのは火を見るより明らかです。そんな意味の分からない、藁をも掴むようなやけっぱちな編集を今年1月にしていました。
明らかに作品に対する愛が足りません。今それを振り返りながら直しを入れています。しかしどうしてかその恥部を元に戻す気にはなれませんでした。元々を忘れてしまったのもあります。でも一番の理由は、変えてしまったそれすらも私の作品の一部なのです。まだ一年も経っていない私の行いです。その愚かな行いは敢えて残すことにしました。そんな清濁を織り交ぜながらこの作品は進みます。
今にして思えば、シューメイカーも決して悪い名前ではありません。回り道もまた道です。
この話はシューメイカーがとにかくカッコよくて、それで最後に主人公が祖父の件を赦すというお話でした。それは第3話のはずだったのですから、その時点での初心者である主人公の行動としては正解でした。
しかしもう、彼女が2020年を旅立ってすでに2年半です。この時点での成長度合いを読者さんには示さねばなりません。ただ2年間歩いて、ただ半年間海に潜っていただけではないところを。
衣食住以外には他に懸念などなかった、作中では比較的温めの2年半です。その間に自身の過去や現在、そして未来に思いを巡らせて何らかの成長があって然るべき。20万字近く来たのです、もう少し物語として面白みがあって然るべき。
それでシューメイカーには活躍を控えてもらい、その分を主人公にがんばってもらいました。それでまた1万字ほど増やしてしまいましたかね。
しかし後悔はしていません。あれで活躍したかどうかは読者さんに委ねますが、作者はできる限りの手は尽くしたと思っています。まだまだ序盤なので主人公はまだあんなものです。それでも彼女なりにがんばってくれました。
テストの日の前日まで、やれるだけのことはやりました。設問の空欄を埋め切ったことに満足です。点数は伴わないかもしれませんが、作者の出しうる能力の範囲内で全力は尽くしました。
いつもどこかにこの話が引っかかっていたので、間に合って本当に良かったです。気持ちよく投稿できました。ここで失った2日はスケジュールには致命的ですが、おかげで後悔せずに済みました。
次の第8話を終えますと、あらすじにも書いていない未知の領域に入ります。
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