024 第7話 ????年 ???? 中盤です。

 本エッセイは拙著「はじめさんが はじめから はじめる! ~タイムスリップ歴女コスプレイヤーはじめさん~」の最新話のネタバレを多分に含みます。エッセイの題もしくはエッセイ冒頭の表記話数をまずご確認いただき、ご自身の読書進捗度と照らし合わせて読み進めるか止めるかを予めご判断ください。

 では、以下から新規部分です。どうぞ。




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 はじめさんがはじめからはじめる、第7話中盤です。


 今日は第4話の話をしに来ました。また今度と言っておいて連日の投稿です。みなさんと共有していない話題がもうひとつあるのを思い出しました。今このエッセイを見返していたら、第4話で大事なことに触れるのを失念していたのです。遅ればせながら改めてここで振り返ります。




 あれは今年の9月です。第4話の北米大陸横断でどうにか水問題が片付き、グランドキャニオンを横目にカリフォルニアへと向かった一向がついに海に到達します。確かに砂漠での水問題での苦労はありました。しかし5万字を要して水だけで終わる?

 カクヨムコンにともなって訪れた先で拝読した、数々の作品の前では特に見劣りがします。砂漠で水問題、なんだか普通です。何かもうひとつくらい要素を足したい、それも派手なやつを。


「全く、人がこんなにも悩んでいると言うのに。今日はなんだってこんなに空が昼間っから赤いの?」


 ありました、ネタがこんなにも身近に。今年は特に山火事が酷く、その影響で学校なんかは休校になっていまして。この困難は、道をゆく主人公の脅威足り得ると思いました。

 それで山火事はどこで起こせばいいのだろうと、いくぶん物騒なことを考えながらグウグルさんの地図を見ていましたら、やはり北の方かなと。緑の密度が高いのです。それに比べたら若干カリフォルニアの森はまばらに思えまして。やはり木々がひしめくような森の中を炎が向かって来て逃げられない方が画的に映えます。

 それで期せずした我田引水となりまして、舞台はオレゴンになりました。


 そうなるとグランドキャニオンはもう通れません。どうせ描写に四苦八苦していたところです。気持ちよく打ち捨ててやりました。

 ですがその代わりのものを入れねばなりません。ここまでただ辛苦だけを味わった主人公に、せめて景色で魅せたいと考えて入れたグランドキャニオンです。

 辿り着いた海は安堵と達成感を主人公に与えます。それとは別に大自然に触れた感動をどこかで再度入れ込みたいと思いました。


 それで星空。およそ夜になる地域ならどこでも見れるそれを入れました。それはそれで特別感がありましたが、グランドキャニオンのような地域の特色は失われていました。

 この地域でなければ見れないもの。そうして行き着いたのがソルトレイクシティから程近いグレートソルト湖。期待した通りの景観で、かつオレゴンまでの道筋をも邪魔しません。その間にはしっかりと砂漠もあります。そうやって地味な物語をいくぶん盛り上げました。

 実際に読んでいただいた方にもそう感じてもらえていましたら幸いです。




 明日で第7話も完結です。果たして手直しは間に合うでしょうか。

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