第3話
未だに現状に困惑状態の僕の家族?を前に本来から僕のが困惑なのになぜか冷静になれた。
「とりあえずこのあと病院に言って確認したいのでお母さんよろしくお願いします。」
するとお母さんはう、うん。わかったと言ってやっと朝食にありつけると思っていたらもう一人の女性、姉かな?が
「秋ちゃん?ほんとにわすれちゃったの?お姉ちゃんの事だけは覚えてたりしない?」
と潤んだ目で願うように聞いてきた。何を言ってるんだ?この人は。さっきの話を聞いてなかったのかな?
「そうですね。全く覚えてないです。自分のことも忘れているのにあなたのことだけ覚えてるのはおかしいとおもうのですが?まーすいません。」
いますぐにでも泣きそうな、いやもうちょっと泣いてる姉?になんだか申し訳なくなりついあやまってしまった。
その後姉?も黙ってしまいなんの会話もなく朝食を食べ終え姉?は俯いて部屋に戻りもう一人の女性はいつの間にかいなくなっていた。
僕は一度私服に着替えるために部屋に戻ったのだが私服がどれもダサかったので制服に着替えてリビングにもどりお母さんと一緒に家を出た。
病院に向かう車中ではミラー越しにお母さんがチラチラ僕の事を見ていたが話しかけて来る様子もなかったのでとりあえず無視をした。
病院につき、医者に見てもらい診断を受けた。原因は過度のストレスによるものらしく一時的なものではないらしいのだがカウンセリングなどでちょっとずつ戻るかもしれないがカウンセリングを受けますか?という質問に
「いえ、結構です。どうせ戻っても嫌な記憶みたいですのでどうせならこのまま新しい人生を送ってみたいです。」
と僕が返すとお母さんは悲しそうな表情をしただけで何も言わず、医者は最初はえっ?って顔をしたがお母さんの表情やら僕の感じをみて何かを理解したのかわかりましたと言って最後に
「もし何かありましたらすぐにでも来てください。」
病院をでてからもずっとだんまりの母だったが家につく少し前に小さく、ごめんなさい。と謝ってきた。何に対しての謝罪かわからなかったのでとりあえず、いいですよ。と返しておいた。
あとは会話もなく家につき僕はとりあえずスマホを起動して近くの美容室を予約、今日のお昼に空いてるとのことなのですぐに用意した。帰りの車中で近くにブックオフがあったので部屋にあった漫画やゲーム、フィギュアなどを全部大きめのかばんに入れて売りに出す。
びっくりした。まさか全部売ったら20万近く売れたのだから。これで美容室言ったあと服を買いに行こう。よし!今日から新しい人生を始めよう。
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