第17話 確信と核心

ラッシュ「自首しに来たか。無能探偵ID。」



言うと思った…。



ID「いや、犯人の目星がついたんでね。」



ラッシュ「ほう、無能推理を聞かせてみろ。」



ID「無能無能ってよ…。犯人はアンタだよ。」



ラッシュ「ハッ。何を言うかと思えば。」



ID「めんどくせぇ説明はしねぇぞ。15話で済ませたからな。」



と言って俺は数枚の写真を出した。



例の浮気の現場の写真だ。



ラッシュ「な…。これは…。」



ID「ホント分かりやすい奴だな。見事に動揺してるよ。」



ラッシュ「コレと事件と何の関係がある?」



ID「イムは最近、浮気調査をしていた。アンタの妻からの依頼でな。」



ラッシュ「知らぬ!知らぬぞ!」



ID「何のキャラだよ。まあイイ。俺には関係ねぇ。ただ、俺を逮捕すんなら覚悟しとけよ。」



ラッシュ「警察を脅迫とはイイ度胸だな?」



ID「先に妙な言いがかりつけて来たのはアンタだろ。」



ラッシュ「しかし残念だったな!俺を犯人だと断定するには証拠がない!」



ID「だから俺には関係ねぇって。後は自首するなり、シラを切り通すなり勝手にしろ。」



そう言って俺は立ち上がった。



ラッシュ「動くな!」



慌てて立ち上がったラッシュの手には拳銃が握られていた。



ID「オイオイ…。」



ラッシュ「浮気がバレちゃ困るんだよ…。」



ヤツの目はマジだ…。

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