ＩＤ「なあノキ、明日もう一回潜入してくんねぇか？」

ノキ「別に構わないけど。」

ＩＤ「通報を受けた奴が知りたい。」

そして翌日、ノキは再び潜入した。

俺の携帯は止まっているからノキの携帯を俺が持ち、ノキには公衆電話から連絡してもらう事にした。

昼ぐらいに着信があった。

ノキ『通報を受けたのはラッシュ警部みたいだよ？で、そのまま警部が部下を引き連れて現場に急行したらしい。』

ＩＤ「おかしいな…。何の信憑性も無いのにイキナリ部下をゾロゾロ連れてくか？」

ノキ『まさか警部を疑ってたりしてる？』

ＩＤ「怪しいのは確かだな。ワリィがそのまま現場に向かってもらえるか？」

ノキ『イイけど、何を調べるんだい？』

ＩＤ「イムの記録だよ。ヘタしたらラッシュと関わりがあるかも知れない。」

ノキ『記録？』

ＩＤ「探偵が仕事を受けた時の書類だ。俺はラッシュを調べてみる。なんとかラッシュの住所分からないかな。」

ノキ『ＯＫ。ラッシュ警部の住所を調べてまた連絡するよ。それから僕は現場に向かう。』

ＩＤ「すまない。恩にきる。」

少し後にノキから連絡があり、ラッシュの住所を聞いた。

ちなみにラッシュは今日は非番のようだ。

さっそく俺はラッシュの自宅へと向かった。

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