第2話 お子様には教えられない秘密の性教育

 ようやく家へ到着し、またあたりを確かめた。


 ラブリには悪いが、どうにか



 しかし鍵を開け家の中へ入ると、すでにリビングのソファでラブリがくつろいでいた。



「えッ😲💦💦」何でだ。



《遅いわァ✨ ダーリン😆🎶✨》

 いつの間にか、エアコンも最適だ。

 部屋も涼しくなっていた。



「なッ😲💦💦 どうしてラブリが、ここに」

 あり得ないことだ。


 あれだけ全速力で逃げたのに、どうして、こいつの方が先回りして僕の家にいるんだ。



《もォ、ダーリン❗❗ どこで道草食って、ソロ活動してたの❓❓》



「してねぇ~よ。ソロ活動なんてェ。

 何でラブリが先に部屋に入ってるんだよ。

 それに、どこから入ったんだ」



《さ、早くお菓子を出してェ 😆🎶✨》



「お菓子ッて、僕の話しを聴けよ」

 この子は、まったく僕の話しを聞かない。



《何よ。ラブリに黙って、お菓子を独り占めするつもりなんでしょ 😡⚡》



「しないよ❗ お菓子なんか❗

 好きなだけ食べろよ❗❗」

 僕はテーブルの上にレジ袋に詰めたお菓子を置いた。



《フフ✨ いただきマンゴォ~ー😆🎶✨》

 


「どんな掛け声だ」

 症二ショーに病 真っ盛りなのか。

「だいたいラブリは、何者なんだ」



《ラブリは、ダーリンのように絶望的に性体験のとぼしい彼氏カレにとって、【やしの天使】じゃないですか😆🎶✨》



「え……、いやいや、知らないよ。何、そのやしの天使ッてェ……」



《ですので今日から当分の間、厄介になるわねェ……😆🎶✨》

 ポリポリとポテチを食べながら笑った。



「え、当分ッてェ……」



《ダーリンが、無事、童貞チェリーボーイを卒業して大人の階段を昇るまでよ》



「どんな大人の階段だよ」



《さっそくお子様には【教えられない秘密の性教育】を体験しちゃうゥ……😆🎶✨》



「どんな秘密の性教育だ」

 マジで大丈夫なのか。この子は……。




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