有神論者と無神論者
「神様なんて、絶対にいないね」
ある休日。二人の若者の会話は自然とそんな話題になった。
「僕はいると思うけどな」
「いるわけないじゃないか。天国があって、神様がいる。そんな非科学的なこと、どうして信じられるんだい」
「この世界の始まりを、科学で説明できるかい。絶対できないだろ」
「そんなの、思考を放棄しているだけだ」
二人のやり取りは次第に熱を帯びていく……。
空の上から、神がこの二人のやり取りを聞いていた。ふと呟く。
「なぜ、科学者でもない彼が、科学をあれほど信じるのだろう。なぜ、まともに宗教に向き合っていない彼が、神をあれほど信じるのだろう。不思議なことだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます