プロローグ3
そこからはテンプレ的展開だった。
魔法陣の上に俺たちは立っていた。
そこそこ広い部屋だった。
そして、フード付きのローブ姿の人が数人と同じローブ姿だがちょっと豪華でフード無しの爺さんが1人、扉を開け、部屋に入ってきた。
自己紹介によると爺さんはこの国の宮廷魔導師で他の人たちはその部下だそうだ。
そして、俺たちは城に来た。
王族の人たちと10人くらいの貴族と王様の隣に宰相とかなりの数の騎士が居る謁見の間に来た。
謁見の間でなぜ召喚したかの説明があった。
この世界には神が普通に居る。神族というのだが、神族が創ったダンジョンがあるそうだ。
ただ最近大気中の魔素が増えてダンジョンが暴走して難易度が高くなり、魔王ほどではないが、それに近いぐらいボスは強いらしい。
ああ、魔王は別に人類の敵ではないが、敵対視してる国があるらしい。
ともかく俺たちは一番難しい7つのダンジョンを攻略してほしいとの事。
他国にも召喚した勇者がおり、あまり他国の勇者の話を鵜呑みにしない方がいいそうだ(正直この国の話もあまりしんじられないが)。それと魔王も神族だという。
ちなみに、帰れるかだが、一応帰れるらしい。
ただ、今は魔素が濃すぎて元の世界に戻るか分からないそうだ。
そして、お決まりの鑑定で職業の確認(人間の力では職業しか鑑定できないようだ)。
もちろん俺の時はほとんど哀れみだったり、バカにしたりといった視線や態度だった。
まあ、どうでもいいが…
ただ…王様たちの表情は変わらず申し訳なさそうにしていた。
そして、俺は役に立たないからと王様に言って、さっさと出ていった。
とりあえず、仲良い連中とは挨拶して、
泣いているやつや俺を止めて一緒に戦おうというやつもいたが、正直めんどくさいから逃げるだけだ。
多分俺ならクラスメイトどころかあの場にいた騎士たちにも勝てるけど……説明がめんどくさい。
城を出て、街に出たのだが………
金や平凡な装備、剣は王様にもらった(平凡と言ったがそれは見た目だけでどれも一級品の装備だ)。
冒険者ギルドがあるそうでそっちに行きたいが、まずはこの世界の常識や情報を知りたい。
王様のアドバイスでは奴隷を買えばいいそうだ。王様のすすめの奴隷商の奴隷は勉強もさせ、環境もいいので健康的で衛生面もいいらしい。
何より見た目がいいやつが多いようで、とりあえず行ってみようと思う。
……べ、別に下心はな、ないよ?
――か、金が足りない!
………まあ、あたりまえか。
環境がいい奴隷が安いわけない……っていうか人一人雇うのにもかなりかかるのにいくら奴隷ってもそんなに安くはないよな。
ってことで今俺は冒険者ギルドの前に来ている。
看板は鉄板で盾の前に交差した剣、そんなイラストがある。
ここまでテンプレだなぁ。
さて、ここまで来て俺はめちゃくちゃ面倒なテンプレを忘れてた。
「てめぇみたいなガキに冒険者がつとまるとおもうなよっ!」
めっちゃ世紀末みたいな格好したモヒカン頭が見下しながらケンカ売ってきたので買った。
という事で現在ギルドの広い修練場でケンカ売ってきた相手と審判として受付の人、それと周りに人だかりができていて、その人だかりから聞こえてきた話によるとこの人、新人潰しやってるらしい。
ちなみに、このモヒカンに絡まれた理由は、俺の容姿が女顔(ただ片目は前髪で隠れてる)で身長も一般男性より低いからだと思う。
正直目立つのは苦手だが、仕方ない
………一瞬で終わらせる
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すみません、書き方が下手くそで……
今回はテンプレ回で説明だけのカットです。
次からはセリフも多くしてスキルの解説も入れたいですね。
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