第399話 399.暗殺の依頼者は?

<真也>


ナストレーア王国の首都ナルノアールの交通渋滞対策で一日駆けずり回っていた俺は・・


「ブラックだ~~」


と独り言を言いながら疲れからナストレーア王国のナルノアール城のアーネストの部屋でベッドに横になった途端にどうも爆睡していたみたいだ。

気が付くと、パジャマ姿の8人の女性達に俺は囲まれ眠っていた。


エロ爺の人格が消滅出来ていない状況の為に皆が気を使ってくれた結果?

普通ならば過激なスケスケ悩殺ネグリジェで俺に迫って来るのに・・・


残念なような・・

少し安心したような・・・


何か釈然としない気分


『物足りない?』


そう物足りないのかもしれない・・・

何時もはエロエロな過激な裸体に近い衣装で迫られて、エロ爺の人格に侵食されながら電撃を食らわされ女性達の柔らかな胸の中に抱き締められた状態で目覚める日常に俺は慣れてしまっている?


イヤイヤ!


今の平和な状態が一番良いのだ!!

そう自分に言い聞かせる俺だった。



今日はフレディ騎士団長に尋問をお願いしていた俺を襲った暗殺者の報告があるハズなので、皆の着替えが終わると直ぐリトリア王国のトリステイン城のアリシャの部屋に転移


早速ヘンリー国王とエリザベス王妃の所に・・

と思ったらヘンリー国王様公に認められたミレーヌさんとイチャラブ真っ最中じゃ~ありませんか~朝からヘンリー国王様とミレーヌさんの衝撃の合体場面に出くわしてこっちがドキドキしてしまったよ・・・


合体したヘンリー国王とミレーヌさんにお願いする訳にもいかずエリザベス王妃にお願いした訳だが・・・

当然エリザベス王妃の爆乳攻撃によりエロ爺の人格が顕現


「ぱふぱふじゃ~」


って出て来た瞬間に


「バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ~」


っと電撃速攻食らわされ

気が付けばエリザベス王妃の爆乳に顔を埋められていた俺だった。


流石にヤンデレ気味のアリシャもエリザベス王妃には何も言えなかったみたいで、あわや窒息って寸前に麗香が


「エリザベス王妃様、昨日捕らえた暗殺者の尋問の結果が知りたいのですがご存じでしょうか?」


と言った瞬間に俺は麗香に助け出された。

『ナイスタイミングだ麗香!!』

俺は麗香の絶妙のタイミングに心の中で絶賛を送ったね!!


あ~一瞬天国が見えた気がしたのは・・気のせいだろうか?



俺の一番最初の子供がエリザベス王妃の子供って事だけは何としても避けなければ!!



「あ~昨日旦那様が捕まえた暗殺者の件ね、あの暗殺者の名前はドナン

暗殺組織アンタロスの一員で、首都トリステインで砂糖や塩を一手に扱っているアルアーノ商会の依頼で暗殺を請け負ったみたいよ」


えエリザベス王妃?

俺を旦那様呼びしましたよね?

もうエリザベス王妃の旦那様ポジション確定ですか?

もうそれは確定?

段々と外堀を埋められてきてるような・・


それにしても・・


暗殺を依頼したのが砂糖や塩を一手に扱っているアルアーノ商会って・・・

ある意味安心したよ


これがドストル帝国とかコートレート聖王国じゃ無かった事が救いだよ。

しっかしな~自由市場『オープンガーデン』でここ数日低価格で売り出した砂糖や塩を扱う商会から暗殺者を差し向けられるとは思ってもみなかったな・・・


つづく・・・

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理工学部のバカのミスで突然異世界に、俺は異世界王になる シャーロット @airi_01

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