第396話 396.ウォータースライダーはヤバい
<真也>
ナストレーア王国の首都ナルノアールのナルノアール城のアーネストの部屋に一瞬で転移して来た俺達。
城の外の湖の方から人々の賑やかな声
イヤ!!
『悲鳴?』
『叫び声?』
それにしては楽しそう?
アリシャ、俺、麗香、アーネスト、クララ、リリス、トリア、ナスティア、クリスの俺達9人はアーネストの部屋の窓に走り寄り湖の方に全員で注目
「何で全員全裸でウォータースライダー滑ってんだ~~!!」
俺の第一声はそれだった!!
この世界では水着なんて物は無い!!
ナストレーア王国の首都ナルノアールは避暑地として有名でネイアー湖畔の砂浜は大勢の水浴び客で賑わっている。
その水浴び客達は薄手の麻っぽい植物の繊維で編んだ水浴び用の服を着て水浴びをするのが通例だ。
地球の世界のTシャツに短パンぽい感じの服装って言えば想像出来ると思う。
そんな感じの服装で水浴びするのが通例なんだが・・
ウォータースライダーの迷路を左へ右へと曲がる度に女性達の放漫なお胸が
『ぷるんっ』
『ぷるんっ』
『ぷるんっ』
『ぷるんっ』
っと大きく左右に揺れて体制を崩した女性達は大の字に体を曝け出し
「きゃぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
っと黄色い声を上げながら最終地点のプールに足を大きく開けたままで落ちてゆく
ヤバいぞ!!
ヤバすぎる!!
オマタ全開じゃん!!
露出好きの人間ならば快感~~って言いそうだけど・・
風紀上絶対に宜しくない!!
現に!!
俺の中から出てきそうなんだ!!
おれのアソコもギンギンに反応してるし!!
『アリシャの俺を見る視線が怖い』
「パフパフが一杯じゃ~~~天国じゃ~~」
「くそっ!!」
「エロ爺が反応しやがった!!出て来るんじゃねぇ~~!!引っ込め~エロ爺~~!!」
「引っ込めるわけがないじゃろう~~早くあそこに行くんじゃ~~」
そう言った瞬間に俺の体を乗っ取り窓から飛び出そうとするエロ爺の人格
その瞬間
「ぐぎゃ・・な・なんじゃ・・ギャーーー」
クララが俺の体に設置した『エロ爺撃退試作品1号君』が動き出した。
「ギャーーーー、儂は諦めんぞ~~儂のパフパフが~~ギャーーーー」
往生際の悪いエロ爺の人格が『エロ爺撃退試作品1号君』により捕食され消滅させようとするが・・
「諦めんぞ~~ギャーーー」
捕食された部分を再生しようとエロ爺の人格がもがく
「「「「「「「「死ね~~悪露爺~~!!」」」」」」」」
アリシャ、麗香、アーネスト、クララ、リリス、トリア、ナスティア、クリスの気持ちが一つに一致視野ように一斉に俺に電撃を浴びせた。
「「「「「「「「バリバリバリバリーーー」」」」」」」」
一斉に俺に浴び去られる電撃
「ギャーーー~~儂は・・ワシハ諦めんぞ~~・・・」
顕現した俺の中のエロ爺の人格は悪態をつきながら消えてゆくのだった。
・・・
・・・
・・・
俺は・・・
眩しい太陽の光を浴びて次第に意識が浮上してゆく・・
背中は・・
ふかふかのベッドの柔らかな感触?
俺は?
そう思い
次第に意識が鮮明になってくる俺
『エロ爺の奴が・・』
そんな俺に気が付いたのか
「マスター『エロ爺撃退試作品1号君』は失敗作でした。エロ煩悩に染まったエロ爺の人格の方がしぶといようでマスターの人格を乗っ取ろうとするエロ爺の人格と『エロ爺撃退試作品1号君』の間で精神戦を起こして最中にマスターの意識が断続的に途切れるようです」
とクララが現状報告してくれる。
「それって大丈夫なのか?」
「パソコンのウィルス除去と同じですから大丈夫のハズです」
おい?
クララ?
大丈夫のハズって・・それってヤバいんじゃね?
間違って俺の精神を破壊とか・・しないよな?
まぁ・・こうなってしまったからには、クララに頼るしか無いんだけどょ・・・
「兎に角、エロ爺の人格を刺激するような全裸で遊ぶ『ウォータースライダー』は何とかしたいんだが何とかならないかな?」
俺は無意識にそんな事を呟いていた。
遊び道具なんて無いこの世界で
『回転木馬』
『コーヒーカップ』
『ウォータースライダー』
3つの遊具を設置して鉄貨1枚で乗れるようにしたのは良かったと思うが、まさか・・
『ウォータースライダー』に水着無しで全裸で乗り込むとは思っても見なかったぞ!!
「麗香流石に全裸で遊ばすのはヤバいんじゃないか?」
俺は早速、一般常識を持っていると思われる麗香に同意を求めた!!
俺と同じ認識を持った人間は麗香しか居ないからな
「う・・うん・・流石に風紀上あれは良く無いわよね」
麗香は俺と同じ地球の人間だからそう思ってくれているようだが・・
「王族や貴族は素肌を殿方に晒すような事は致しませんが、一般市民はあれが普通ですね」
アーネストが平然と言ってのける
「アーネスト、俺は男としてはあの状態は嬉しいんだけどな、あんな風景を見ると俺の中のエロ爺の人格が反応して出てこようとするんだ。
エロ爺じゃなくても、あんな状態じゃ何れレイプ犯罪が起こるのは目に見えている。
改善はしたほうが良いと思うぞ」
「嬉しいんですか?私達以外の女の子の裸そんなに見たいんですか?」
ひぃ~~
アリシャの視線が怖いぞ!!
俺の
『俺は男としてはあの状態は嬉しい』
って言葉にアリシャが反応しちまった~~
俺・・こ・・殺されるんじゃ?
ヤバいぞ俺!!
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます