第383話 383.ギルド総本部への同行者の後一人は?

<真也>


困った!!

すんげ~困った!!

めちゃめちゃ困った!!


うをぉ~~どうすりゃ良いんだ~~

クララは、ギルドシステム変更の話をしてもらわなきゃいけないから、クララは絶対に外せない!!


連れてゆけるのは後一人・・

誰に決めても絶対に血を見る未来しか見えない!!


後一人は・・


『アリシャか?』


それとも


『麗香か?』


それとも


『アーネストか?』


アリシャが行くのなら、アリシャの御付きだったリリス、トリア、ナスティア、クリスは多分行くのは諦めてくれるだろう・・


だが、麗香とアーネストが許してくれるかどうか・・・


『うをぉ~~血を見る未来しか見えねぇ~~!!』


ううう・・・

何か・・


今さっきから、俺の頭の中は堂々巡りで空回りしてるんだが・・

これじゃ永遠に決められない・・


覚悟を決めるしか無いか・・・


うう~


『俺は決めるまでに生きていられるだろうか・・』


俺は皆に集まってもらい

「今さっきギルドからの連絡があったんで皆も解っていると思うが、ギルド総本部の総会へ出席出来るのが3人までらしい。

なので俺とギルドシステムを変更出来るクララは総会出席確定させてもらう


あと一名出席者出来るんだが・・

正直決めかねている


なので残り一人の出席枠は残りのアリシャ、麗香、アーネスト、リリス、トリア、ナスティア、クリスの7人で話し合って決めて欲しいんだ」


うん、もうこれしかない!!

そう思い7人に提案

俺が決めたんじゃ、遺恨が残ったら凄惨な未来しか思い浮かばない。


「アリシャかアーネストで良いんじゃない?」

なんと麗香が内助の功で提案

流石、出来るお姉さん


「アリシャが出るんなら私達4人は残るべきね」

「私達がお仕えするアリシャが言ってくれるんなら私達は残りね」

「私もそれでいい」

「アリシャが行くんなら当然ね」


とリリス、トリア、ナスティア、クリスが続けざまに肯定

「え~それじゃ~私が口を出す事出来ないじゃない~

あ~~もう~

それじゃ私もアリシャで良いわ!!

その代わり、一日旦那様を独占させてもらいますからね」


アーネストがちょっと不機嫌にそんな宣言を・・

でも・・

アーネストが思わず手で隠した口元には笑みが零れていたような・・

不機嫌演出して俺の一日独占権獲得要求か?


「うふっ、じゃ~私もアーネストと同じく真也の『一日独占権』で良いわ」


麗香~

お前もアーネストに乗るなよ~~


「アーネスト、凄いわ私も貴方の案に乗るわ!!私も真也様の『一日独占権』要求しま~~す」

「私も~~」

「私も~~」

「私も~~」


リリス、トリア、ナスティア、クリスが連続で『一日独占権』を要求


え?

何?


俺の同意は?

俺の自由は無い?


そうして俺の『一日独占権』は決まってしまった


いやギルド総本部臨時総会の出席者が俺、クララ、アリシャに決まったって事

そうして俺は残った6人と、ギルド総本部臨時総会後日々6人に独占される事が決まってしまったのであった。


もっと揉めるとばかり思ってたんだが、すんなり決まったのは良かった。

何でこうなっちゃったんだ?

麗香と結婚決まった時も突然だったが・・

麗香との結婚は、『ジュエリージュエリー』の佐竹さんに嵌められたっぽいんだよな~

あ~

そういやこっちで結婚式上げなきゃって言ってたのに、次から次にやる事出来ちゃって有耶無耶になっちゃってるな・・・


俺8人も嫁決まってるのに!!

未だにエッチの出来てないってどうしてなんだ~~~!!

あ・・

クララとは前のボディーの時えっちしちゃった?

でも!!

『モノリス・ストレイアに体を乗っ取られたモノリス・ストレイアとクララのえっちだからのカウント?・・だよな?』


だって

「マスターお帰りなさいませ。1000年と201日ぶりご帰還お疲れ様でございました。

マスター早速ですが、ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも私にします」

ってクララが言った言葉に俺の中のモノリス・ストレイアの人格がが反応して暴走した結果、モノリス・ストレイアのエロ爺が1000年と201日ぶりに性欲を発散しただけだもんな


つづく・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る