第382話 382.ギルド総本部は何処にある?

<真也>


俺はモノリス・ストレイアがギルドの元を作ったとクララから聞いて、自分勝手にギルドの組織的に


一番回にギルド支部

そしてそのギルド支部を束ねるギルド本部

そしてそのギルド本部を最終的に束ねるギルド総本部

そんな構造を想像していた。


会社でも、○○支店→○○県○○本部→○○本社なんて構造のようなもの!!

何処かに全体を統括する所が存在するハズである!!


『普通なら!!』


だが!!

リトリア王国首都トリステイン・ギルド本部ギルドマスターのラグアシェルの語った事実は・・


確かにリトリア王国であれば

レノウンの街であればレノウンギルド支店

首都トリステインにトリステインギルド本部

本当はその上にギルド総本部とかが有っても良いハズ!!


ダガ!!

そのあっても良いハズの総本部が無い!!

じゃ~どうしてるんだって事なんだが・・



ギルドでの問題点は各国のギルド本部

つまり

リトリア王国トリステインギルド本部

ナストレーア王国ナノアールギルド本部

ドストル帝国ノースラサトニアギルド本部

コートレート聖王国ニルザスギルド本部


この4つのギルド本部に集められ、月一回このギルド本部の4人のギルドマスターが集まり問題点を提出し合う?らしい


じゃ~ギルド総本部が有るんじゃないか!!


そう思うんだが・・・

誰もその集まる場所が何処に有るのかは解らないらしい


じゃ~どうやって其処に行くんだ?

って当然の疑問


月一度、各国のギルド本部のギルドマスター用魔道具に集合日時が自動的に通達され、その日時に自動的にその集まる場所に転送されるらしい。

4か国の本部のギルドマスターには代々引き継がれる一粒の透明な宝石の付いたネックレスが有り、血液を垂らし血液認証されたその魔道具によりギルド総本部?の場所に転送される



「月一度しか集合出来ないって事ですか?」

その話を聞いて俺は落胆してしまっていた。


早急に『転移門』の認証システムだけでも立ち上げたかったんだが・・

そんなシステムになっていたとは夢にも思わなかった・・

世の中上手くゆかないもんだ


って思っていると

「原初の魔導士モノリス・ストレイア様のお弟子様のクララ様のお願いですので、今回は特別招集依頼をかけてみましょう。許可が下り次第王宮の方にご連絡を差し上げるようにいたしましょう」

「それは助かります。よろしくお願い致します」


って俺達はギルド本部を後にして『オープンガーデン』の運営に回っていたんだが、『オープンガーデン』の閉店後後片付けをしていたら、ギルド本部からの連絡が着て2日後のお昼12時から緊急招集がかかるようになったと連絡がきた。


タダ・・

人数制限が有り、連れてゆけるのは俺を含めて3人だけ



困った・・

3人しか連れてゆけないって事は


1人は俺で確定


2人目は当然クララも確定


あと一人!!

それが問題だ!!


うをぉ~~めちゃめちゃ揉めるんじゃ~~~


つづく・・・

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