第378話 378.ヘンリー国王は側室のミレーヌさんを公にするそうです

<真也>



うう・・


息が~~

息が出来ない~~!!


俺は息苦しい状態に、思わず目を開けると!!

エリザベス王妃がスケスケのネグリジェ越しに俺の頭を抱き抱え、俺の顔はエリザベス王妃の胸の谷間に埋もれていた!!


思わず!!

俺の下半身は反応してしまう

思わず

『反応しちゃダメだ!!』

『静まれ!!静まるんだ!!』

『反応するんじゃない!!』


『平常心だ!!平常心!!』


俺は首を左右に振って巨大な双丘の間から顔を出すことが出来た!!

褒めてやろう!!俺の理性よ!!


『良く我慢した!!』


俺は心の中で、自分の理性を褒めてやる。


・・


・・・


・・・


はぁ~まさかな~

エリザベス王妃様から、不倫公認の告白されるとは思わなかったよ・・・

王族って、自分の自由なんて無いとは思っていたが・・・


恋愛の自由さえ無かったんだな

有る意味


『可哀そう』


なのかもな・・・

王族としての血を守る為に結婚して子孫を未来に繋げるか~

そう言う意味ではヘンリー国王もエリザベス王妃も責任は守ってる?


ヘンリー国王は貧しい農家の2女のミレーヌさんに一目ぼれをして現在ラブラブの生活

エリザベス王妃は・・?



まさか?

ヘンリー国王がミレーヌさんとラブラブイチャイチャしていたから・・エリザベス王妃は仕方なく国政にかかりっきりになっていたとか?

じゃ~この状態って?


合法的にアリシャ、麗香、アーネスト、クララ、リリス、トリア、ナスティア、クリスの嫁候補の中にエリザベス王妃とグレースも入って来る?

アリシャもヘンリー国王ももう公認って事なのか?

8人だけでも皆の不満が出ないように平等に接しているつもりなのにエリザベス王妃とグレースの2人も入って来て10人もってどうすりゃ良いんだ~~


今は俺の中にエロ爺の人格が有るって皆解っているから、過激な行動を取って来ないのが唯一の救いなんだが・・

皆さ~エロ爺の人格が出てこないスレスレの微妙な一線を超えないように、俺に迫って来るんだ

これって、もう本能で理解してる?って感じなのかも


・・・


・・・


兎に角、自由市場がある『オープンガーデン』開店4日目だ。

今日は昨日までと違って『転移門』の公開日

何も問題が起こらなければ良いんだが・・


今一不安だ・・・


俺が皆を起こし着替えさせた頃、それを見計らったようにヘンリー国王が部屋に訪れ

「婿殿、今日は儂の嫁のミレーヌに儂の息子たちアルフィー、フレディー、ローガン、ダニエル達も一緒に朝食を食べようと思っておるので頼んでも良いかの婿殿?」


って突然お願いされてしまった。

昨日ヘンリー国王に平民出のミレーヌさんが側室?って聞いただけなのに?

何が有ったヘンリー国王とエリザベス王妃?


これは偶然じゃ無いよな?



俺はヘンリー国王のお願い通り食事の準備だ

何でなのか、最近は皆の食事の準備を俺がしてるんだが・・・

俺の亜空間倉庫の中に格納してある地球産のコピー能力で増産した料理から無作為にチョイス

同じ料理が続かないようには気を付けている。



食事の準備が整って皆を呼ぶと俺の知らない顔ぶれが!!

前の席に

左から

ヘンリー国王と身長160位の金髪ストレート髪のロり顔美少女、胸はぺったんこ?

この子が多分ミレーヌさんだろう

ヘンリー国王って・・・


『貧乳好きだったのか!!』


そして左側の列に男の子が4人座って行く




そしてこちら側は

前の席右側から


ルイス、グレース、アリシャ、俺、エリザベス王妃

エリザベス王妃とミレーヌさんが隣同士って感じの席順

右側の席には

麗香、アーネスト、クララ、リリス、トリア、ナスティア、クリス


皆が着席したのを見て俺は

「初めてお会いする方もいらっしゃいますが、食事が覚めてしまいますので皆さん食事をしながら話しましょうか」

そう言って俺は皆に食事を勧める。


今日はイタリア料理系で纏めてみた。

流石俺の亜空間庫機能

時間経過無しの要領無制限

何時でも暖かい物がそのまま出せる



皆が食事を始めるとヘンリー国王が早速

「婿殿と麗香殿、クララ殿は初めて会う顔ぶれなので儂から紹介しようと思う。

今までは王国の生臭い権力闘争に魔巻き込まないようにする為に公表するつもりも無かったのだが、エリザベスよりジャクソン家の脅威が去った事もありこの際、儂の側室家族も王城に住まわれたらどうかとの提案が有った。

ミレーヌ達に相談したら是非一緒に住みたいと皆の意見が一致した為、今日から一緒に住もうと思う。

儂の横に居るのが儂の側室のミレーヌ、エリザベスと同じ今年30歳になる

そして左から

長男のアルフィー     15歳アリシャと同い年じゃの

その次が2男のフレディー  12歳

その次が3男のローガン   10歳

その次が4男のダニエル   8歳じゃ

皆王城のこのような場所に成れておらぬ故緊張して居るようじゃ許してくれ。


ミレーヌ達も知らぬ者も居るから紹介しておこう。

エリザベスとアリシャ、ルイスは何度か有っておるから解るであろうから紹介は省く

エリザベスの横に居るのが真也殿でアリシャの婿殿じゃがまだ結婚式は上げておらん

右の席の順に

麗香殿

ナストレーア王国アーネスト第一王女

そしてミレーヌ達も知っておる

アレクシス侯爵家2女のリリス・アレクシス  15歳 

ティーダ侯爵家3女のトリア・ティーダ    15歳 

エクムント侯爵家2女のナスティア・エクムント15歳 

ドミニク侯爵家2女クリス・ドミニク     16歳 


アリシャと同じで皆真也殿の嫁じゃ。皆仲良くしてくれ」


と挨拶を締めくくる。



うをぉ~~

エリザベス王妃策士ですか?

此処に来てヘンリー国王の隠し側室であるミレーヌさんとその息子達と一緒に住む事を提案するなんて!!


そりゃ~王族の勤めの為に一目惚れした農家の2女を娶った事を公表しなかったヘンリー国王

このタイミングでエリザベス王妃が動いちゃいますか・・・


『ヘンリー国王に公認してあげるから、私の方も公認してね?』


って感じなのか?

段々と外堀を埋められ、必然的に俺が見なきゃいけなくなってきている感じがするんだが・・


つづく・・・

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