第377話 377.ヘンリー国王様とエリザベス王妃様の秘密

『オープンガーデン』の開店3日目が無事に終了

リトリア王国首都トリステインの街は平野にの中に魔獣除けの柵を張り巡らせた敷地の中に家々が集まってきて、アリシャの祖先が集まって来た人々を纏めそのトリステインの街が次第に大きくなってリトリア王国となった。


その為、計画的に建設された街では無い為に家々は迷路のような狭い路地で繋がれ家々が密集して『オープンガーデン』のような広く皆が集まれる市場と呼べるものは無かった。


直径40キロ以上もある首都トリステイン

その為に大きな市場は首都トリステインの一番外の外壁の近くに建設され、首都トリステインの都市の中央部に今回初めて人々が集まれる巨大市場が誕生したという事だ。


一か月契約の自由市場は今まで首都トリステインの中で店を持てなかった商人や職人、そして他国からの行商人達には好評のよう。


しかし1日契約の自由市場で食べ物を扱うお店は繁盛店と不人気店舗に別れているよう。

やっぱりマズイ物を出す店舗は淘汰され大量在庫を抱えたよう。


『美味しい物を作らなきゃ売れない!!』


俺達が出店している

『雑貨屋』

『ランジェリーショップ』

『洋服屋』


は連日金貨5000万枚以上と相当な売り上げを叩き出している。

他国の商人達が大量に買い占めてゆくよう

今回数量制限を掛けていないのも驚異的な売り上げになっている原因かも



多分他国に持ち帰って転売するようだ。

何処の世界でも転売屋は居るもんだ・・・

お陰で俺は連日


『販売商品製造装置』


としてフル稼働させられている。


もうトリステイン城のアリシャの部屋に帰った途端に俺は巨大ベッドにダイブ状態

そんな俺の所にはここ3日同じようにエリザベス王妃様と、アリシャの妹のグレースがスケスケのネグリジェを纏って突撃してきている。


俺は心配になって

「義母さん毎日俺の所に来てますけどヘンリー国王様の方は放っておいて宜しいんですか?」

って思わず聞いたんだが・・・


「あの人がまだ10代の頃、貴族の嗜みとして首都トリステインの外に狩りに出た時、貧しい農家の2女のミレーヌに一目惚れをしちゃったの。

あの人って領地を治める手腕が凄くあってね凄く仕事が出来る人なの!!

あの人はミレーヌさえ居れば何も要らないって言ってね・・

あの人に『世継ぎだけは作るから自由にさせて欲しい』って言われたわ

無事に世継ぎであるルイスが生まれた時からあの人との間には夫婦生活は無いわよ?

だから私は貴方の子供も自由に産めるって訳


夫婦公認だから心配しないで

あの人はミレーヌさんとの間にアルフィー、フレディー、ローガン、ダニエルと男の子ばかり授かっているの。あの人の愛しているのはミレーヌさんだけよ。

私との間にあるのは王族としての義務だけね」


ええええええええええ~~

とんでもない爆弾発言をエリザベス王妃から聞いちゃったよ!!

王族って大変だな・・・


王族としての血を繋がなきゃいけない・・

そんな中でアリシャを俺が貰っても良かったのか?


取り合えず世継ぎであるルイスが居るから良いのか?



「うふっ私と子作り公認で出来るわよ~」

ってエリザベス王妃が迫って来るんだが・・・

「ママは未だダメ~~~!!子作りするんだったら私が先だからね~」


って俺とエリザベス王妃の間に割り込んでくるアリシャ

おい!!

アリシャと子作りした後なら自分の母親と俺が子作りしても良いのかよ?


何か・・俺の子種が狙われている?

エロ爺の事が有るから、最近皆自重してくれているのは良いんだか・・

最近俺の欲求不満が溜まってきてるんだか・・・


何とかしなければ!!



つづく・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る