第371話 371.まずは出来る所から

<真也>


まさかのヘンリー国王から砂糖生産について秘匿内容の隠蔽要求をされるとは思わなかった・・

確かに・・

1キロが金貨5枚もする砂糖がサトウキビを使えば簡単に作れると解れば、サトウキビを何としても獲得しようとする者達が出て来るだろうな。


今の所どうやって砂糖生産原料や生産方法を隠蔽するか全然思いつかないから今はパス!!



先ずは、ジャクソン家によるクーデターや、ジャクソン家が今まで好き勝手を行ってきた為に経済が混乱したリトリア王国の建て直しの為、東京ドーム20個分の広さが有る首都トリステイン王城近くのジャクソン家魔法演習場跡地を使用した一般市民が自由にお店を出店出来る自由市場の作成やギルドが解体した肉の流通拠点の設置・・・etc


兎に角だ



『東京ドーム20個分の広さが有る旧ジャクソン家魔法演習場跡地を首都トリステインの経済の中心地に作り変えたい!!』



先ずは自由市場構想!!


縦500メートル横500メートルの敷地を自由市場用地として使用し、そこに地球の世界の横3メートル縦2メートルのプレハブをブロック別にA-1、A-2、A-3・・・・という風に設置

プレハブの建物にはその番地となる『A-1』のようにプレハブの建物に表示

借主にはプレハブの番地『A-1』に対応するアルミの金属タグを渡すようにする

勿論トイレ、水道は魔道具を設置

プレハブ設置し通路とかを考えて約6000店が出店可能

そのプレハブを1個一日小銀貨1枚で貸し出す。基本1日契約とする。

販売する物は自由

勿論お客さん用にトイレや水道も広場を作りそこに設置する。


こんな感じのラフ書き的なイメージで、先ずは自由市場から始めてみようという事になった。



アリシャが早速

「じゃ~首都トリステイン全域に告知板を設置して自由市場に出店したい人の募集を開始させるようにするわ」


と言って早速部屋を出て行ってしまった。


さてどんな風になるのか・・・



『神のみぞ知る』


つづく・・・

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