第364話 364.これって、俺板挟み状態じゃね?
<真也>
ケーキ屋さん『アストリエ』ではえらい目に遭った。
俺は男に見られて喜ぶ趣味は無いんだ!!
別れたカップルには
『ナム~アーメン~レイメン~』
一応成仏出来るようにお祈りをしてあげておこう!!
取り合えずお城のヘンリー国王、エリザベス王妃、第一王子のルイス、第二王女のグレース、そしてクララの為にお持ち帰りでケーキの詰め合わせを作ってもらった。
クララだけに仕事をさせて俺達だけ美味しい物を食べるなんて後ろめたいじゃないか
最近城の皆も俺の出す料理やお菓子の味に慣れてしまって、俺が行くと必ず食事を強請るのはどうなんだ?
地球の世界から異世界のトリステイン城に帰還した俺達は御土産のケーキ屋さん『アストリエ』製のケーキをヘンリー国王、エリザベス王妃、第一王子のルイス、第二王女のグレースに渡しその後ナストレーア王国の首都ナルノアールの首都ナルノアール城に飛び
アンドリュー国王
キャロライン王妃
オスカー第一王子
ローランド第二王子
と食事
お土産は当然ケーキ屋さん『アストリエ』製のケーキ
アリシャのリトリア王国だけ特別扱いっていう訳にもいかないじゃん?
最近アリシャのリトリア王国とアーネストのナストレーア王国の事で俺板挟み状態っぽい
そりゃ~あり得ない位の美少女アリシャにアーネスト
他から見れば羨ましがられるかもしれないけれど・・・
『エロ爺の奴のせいで手が出せね~~~!!』
まるで
餌を前にしてお預けをくらっている犬
『どうしてこうなった~!!』
えっちな事をしようとするとエロ爺の人格が顕現して俺の体を乗っ取るなんて何の呪いだよ!!
えっちな事をしようとする俺って
『エロ爺なみ?』
イヤ!!
ぜって~~違う!!
『違うと思いたい!!』
食事をしていると
「婿殿魔鉱鉄を使ったマッチ棒と水筒の魔道具の魔道具じゃが生産体制が整って昨日から販売を開始したのじゃが、出す傍から売れて製造が追いつかない状態で嬉しいかぎりじゃ」
アンドリュー国王が興奮して俺達に話してきた
「値段は幾らにされたのですか?」
確か・・・
タクトの形をした『マッチ棒』の魔道具を金貨1枚
『水筒』の魔道具が金貨5枚
そんな感じに言ってたような気がするんだが・・・
そう思って聞いてみると
「『マッチ棒』の魔道具が金貨1枚、『水筒』の魔道具が金貨2枚じゃよ
オールデス家の魔導士ときたら火を起こす魔道具や水を出す魔道具が金貨100枚なんてとんでもない金額で売っておったからの~ボッタクリもボッタクリ、よくあんな物を売っていたものじゃ
それに起動しても魔力も全然気にならないと好評のようじゃぞ」
この世界では金貨1枚が地球の世界の10万円に相当する
地球価格『マッチ棒』の魔道具が10万円
『水筒』の魔道具が20万円って感じだ
それでもめちゃめちゃ高いんだけどな!!
魔導士が魔道具でどんだけボッタクリしてたかって事だ。
『マッチ棒』の魔道具は前に言ってた通りだけど、『水筒』の魔道具が想定外に安いな・・
何か考えが有るのか?
「『水筒』の魔道具が安すぎる気がするのですが?」
「鋳型が使える者が居ての~板金で作らなくとも良くなって安くしたのじゃ」
この世界にも鋳型の技術が有ったんだ
タダ、水筒の形状は難しいようでマッチ棒の魔道具程は作れないよう
昨日から売り出し開始したらしいが『マッチ棒』の魔道具と『水筒』の魔道具の売り上げは1日で金貨1000枚を超えたらしい。
今は魔鉱鉄を使った『マッチ棒』と『水筒』の魔道具で作成に忙しくて考える暇も無いだろうが、その内新しい物を要求してくるだろうな~
それまでに何か考えておかなきゃいけないな!!
それにハンバーガーショップ
ナストレーア王国にも早く作らなきゃな!!
よく考えてみれば、ナストレーア王国の事も全然進んでないじゃん!!
つづく・・・
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