第360話 360.ジャクソン家残党が持ち帰った兵器を『無効化』する方法を思いついたって?
<真也>
頭が痛い!!
どんなに考えても、良い案なんて思い浮かばねえぇ~
「悩んでも良い解決策なんて出てきませんよ?いっそドストル帝国とコートレート聖王国を消滅させちゃいましょう!!それが一番安全です」
クララの言い分は正しい!!
正しんだが・・
何も関係ない人々までもが死んでしまうのは俺としては加護する事は出来ないんだ!!
「それは却下!!関係ない人までもが巻き込まれるのはダメだ!!」
「マスターは優しいですね」
「優しいんじゃない!!小心者だけだ」
「マスターが小心者って所は同意します」
「クララはっきり言いすぎじゃね?」
思っていても、はっきり言われると傷つく・・
「ジャクソン家の残党が使った秘密兵器の攻撃を真也の結界で防げた訳だから、取り合えず、守るだけだつたら真也の結界で街を覆えば防げるんじゃない?」
アリシャが何気なく提案
結界で街全体を覆うか~~
それは有りかもな!!
最近エロ爺の人格の影響で新しい魔法や魔道具を作ろうとすると、エロ爺も人格に俺の体が乗っ取られそうになるから新規の魔法が作れないんだよな・・
クソ!!
エロ爺の奴まるでウィルスみたいな奴だぜ!!
あ・・
そう言えば最初黒の森のカルデラに拠点を作るつもりでカルデラ全体を覆う結界を張る魔道具作ってたやつ・・有ったよな!!
「クララ前に黒の森のカルデラを覆う結界の魔道具を試作したの有ったよな?あれを使って街ごと結界を張るように変更できないかな?」
「それくらいだったらマスターの能力で出来るんじゃないでしょうか?」
「エロ爺に侵食されるから出来ればやりたく無いんだよ」
「エロ爺の人格消去システムは現在進めてはいるのですが、マスターの中を常に移動しているようでエロ爺の本体を特定できておりません。遅れていて申し訳ございません」
な・・何と!!
新事実判明?
流石エロ爺!!頭だけは良いようだ
まさかの、エロ爺の本体が俺の中を常に移動してエロ爺の本体を防御してるなんてまるでウィルスじゃん?
衝撃の新事実!!
「俺の中を常に移動してるの?」
「そうなのですマスター。さすがゴキブリなにのしぶとさなのです」
「確かに!!気色悪さはゴキブリなみだな」
「そうなのです。今考えるとエロ爺の頭に触覚をつけるとゴキブリそっくりですね」
「ゴキブリそっくりの人相ってめちゃめちゃ気色悪いじゃん」
「そうめちゃめちゃ気色悪いジジイでした。女の敵です!!」
おおおぉ~めちゃくちゃ鳥肌がたったじゃんよぉ
そんなに気色悪いやつだったのか~
まさか・・・
金に物を言わせて女を抱いていた?
ハッキリ言って人間のクズじゃん?
そりゃ~クララが毛嫌いするハズだよ・・・
特にクララ達はプログラムイジられてエロ爺の都合の良いように操られて居たからな~
『洗脳よりも酷いよな』
「マスター?」
「どうしたんだクララ?俺何かマズイ事でも言ったか?」
「いえエロ爺の活動を止める方法をずっと考えていたんですけれど、良い方法が思い浮かばないままなんですけれど、ジャクソン家魔導士の残党が持ち帰った兵器を『無効化』する方法を思いつきました!!」
「え?」
聞き間違えじゃ無いよな?
奴らの持ち帰った兵器を無効化出来るって聞いた気がするんだけど?
「奴らの持ち帰った兵器を無効化する方法です」
「そんな方法が有るのか?
俺は思わずクララに聞いてしまったよ!!
だってあの兵器を無効化するなんて出来るのか?
俺の中では
『不可能』
って思ってたのに・・・
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます