第355話 355.濃縮魔素の影響
<真也>
王城の転移部屋にしてしまっているアリシャの部屋で突然『お茶会』に突入してしまってた俺達は女性陣の甘味欲求が満たされた2時間後やっとお開きに出来た。
あんな量のケーキやアイスクリーム一体何処に消えて行っているのか?
『人類の謎だ』
お茶会で使った食器やテーブル、椅子を亜空間庫に仕舞い、早速宇宙船を格納した亜空間エリアへ全員で入る。
アーネストに全員が注目しているが・・・
今の所・・アーネストの変化は・・・無いようだ
「そんなに・・み・・皆さんに注目されると居心地悪いですわ」
アーネストが少し困ったような表情で視線を素早く動かして少し挙動不審?
まあ~皆に注目されると居心地悪いわな~
「アーネスト気分はどうだ?何処か変わった所は無いか?さっきは髪の毛が伸びていたようだが今の所、さっきみたいな変化は無いように見えるんだが?」
「皆さんの視線以外は何も気になりませんわ」
「そ・・そうか、取り合えず大丈夫そうだな」
これでまた同じように髪の毛とか伸びてきたら打つ手無しだったからな・・
「スライムの欠片が影響していたみたいだな」
「皆さんの仲間外れにされなくて良かったです」
まぁ~スライムの欠片を食べて無かったのはアーネストだけだったから、そう言われてもしょうがない・・
「仲間外れにしている訳じゃないから安心しろ」
やっぱり言葉で言わなきゃ伝わらない事も有るからな!!
俺がそんな事を気にしているとクララが
「マスタースライムの欠片の中のナノマシーンが高濃度魔素の影響を制御しているっぽい事は確定しましたが、植物とかに影響があるのかも確認したらどうでしょう?
アーネストの髪が伸びたくらいです。
もしも植物の成長促進をさせる事が出来るならば、食料問題が大幅に改善出来ると思うのです」
突然そんな事を俺に提案して来た。
「真也それ良いわね!!サトウキビの生育悩んでたじゃない。濃縮魔素が植物を成長促進させる事が出来たら短期的な問題は解決出来るんじゃない?」
「そうだな。今の問題は植えても直ぐに結果が出ない事だからな。小麦とサトウキビで濃縮魔素が植物に影響を及ぼすのか確認してみるか」
「それがいいですね」
早速地球の世界から持ってきた小麦の種子とサトウキビの茎をばら撒いてみた・・・
つづく・・・
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