第354話 354.スライムの欠片検証してみるしか無いか・・・

<真也>


「クララ・・・モノリス・ストレイアの構成していたナノマシーン入りスライムの欠片関係あると思うか?」


そんな俺の問いかけにクララは

「今まであんな狭い空間に宇宙船を閉じ込めて濃縮魔素を発生させて、濃縮魔素の影響を検証した時がありませんからモノリス・ストレイア(エロ爺)がスライムに溶かされ変異しているかもしれないナノマシーンが濃縮魔素の影響を防ぐ効果が有るのかは今現状不明です。

濃縮魔素に効果が有るか時間をかけて検証は出来るとは思いますがマスターどういたしますか?」


「クララでも解らない事が有るのか」

「当然です。この世界は解らない事ばかりです。どうしたらエロ爺の人格を消せるか未だに解らないままなのですよ?」

「そ・・そうか、エロ爺の人格消す方法クララ探してくれてたんだ」

あれから結構時間たってるから、エロ爺の人格を消滅させる事はクララしっかり忘れてしまってるんじゃって思ってたよ

クララがしっかり覚えていてくれてたなんて凄い嬉しいじゃん!!


「当然です!!私を自分の都合のいいようにプログラムしたクソ爺~~!!許せる訳無いでしょ!!

私が永遠に葬ってあげます。そしてマスターと思う存分えっちするのです」


おい!

クララ?

何気に最後本音が出てるぞ!!

突っ込んだら次々ボロがでそうだから無視・・・だな


「そ・・そうか早くその方法を見つけてくれ。俺も今のままじゃ体が何時乗っ取られるのか気が気じゃ無いんだ」

「頑張ります」

お・・おお~クララ頼んだ」

「ハイお任せくださいマスター」


「それはそうと、スライムの欠片が濃縮魔素の影響を抑える効果が有るかは、実際やってみないと解らないって事か?」

「そうなります」


俺はアーネストに

「アーネストそういう事だ。アーネスト以外此処に居る皆はスライムの欠片を食べている為にあの濃縮魔素の空間でも濃縮魔素の影響を受けなかったと思われるんだが、検証のしようがない。ぶっつけ本番になるがアーネストもスライムの欠片を食べてくれないか?」


って聞いてみた。

「はい旦那様達がスライムの欠片を食べているのなら、私も食べます。私だけ除け者みたいなのは嫌です」

そういってアーネストは俺の腕にさりげなく抱き着いてくる

除け者って・・・

そういうつもりは無かったんだが・・・


「じゃ~アーネストだけ食べるって言うのも気が引けるだろうし皆でお茶会でもしながら美味し物でも食べようか」

「お茶会ですか~わ~い賛成~」

「私ケーキが良いです~」

「私アイスクリーム~」

「私生クリームにいちごが一杯入ったクレープが良い~」

「私はバニラアイスが良いです」


なんか皆好き放題いってくれてるな・・

俺は早速テーブルと椅子を亜空間庫から取り出して皆を座らせ、熱々の紅茶をティーカップに注いでゆく。

それに飲みたい人は飲めるようにジュースとコップを出しておく


後は言われたように

クリスにはイチゴのショートケーキ

リリスにはいちごのアイスクリーム

トリアには言われたように生クリームにいちごが一杯入ったクレープ

ナスティアにはバニラアイス


アーネストには食べてもらいたいスライムの欠片

言わなかったアリシャと麗香とクララにはとりあえず某有名メーカーのアイスクリームのカップを渡す。


何かさ~俺って・・・喫茶店のウェイターって感じになっちゃってるんだけどさ~・・・

「旦那様~これ凄く美味しいです~」

スライムの欠片を食べていたアーネストか一番に満面の笑顔で声を上げた

「あ~真也懐かしい~私にもスライムの欠片頂戴!!」


麗香が最初に食べたスライムの味を思い出したのか欲しいって言いだしてしまったみたいだ。

それに続いて

「私も~欲しい」

「私にも頂戴」

「私も」

「私も」

「私も食べたい~」

「私にもスライムの欠片頂戴」


あ~皆かよ~

全員に出しましたとも


『スライムの欠片』


そして・・


「真也コーヒー飲みた~~い」

「旦那様~紅茶のお替り欲しい~」

「私はケーキのお替り欲しい~」


・・・

・・・


俺ウェイターじゃ無いんだけど・・・


女性陣最初の目的忘れて無いか?

こうして2時間も延々とお茶会は続くのであった・・


トホホ・・



つづく・・・

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