第353話 353.宇宙船を格納した濃縮魔素が及ぼす影響?
<真也>
ジャクソン家残党が山賊紛いの騒動を起こし、アイアンゴーレムに撃退されラクシャの森に逃げ込んだだろう為に、今日ラクシャの森を俺達で捜索
時間はかかったが、何とか炙り出す事が出来て捕縛出来た。
「真也~これから何かするにしても中途半端な時間になっちゃったね。どうしようか?」
アリシャが俺に聞いて来る。
「ラクシャの森の中でジャクソン家の残党を探すのに時間がかかってしまったからな
新王都の砂糖精製設備と塩作成施設の建設を進めるにしても中途半端だよな」
「それならジャクソン家の残党が持っていた球状の物体の成分分析でもしてみますか?」
俺の言葉を聞いてクララがそう提案してくれた
「あの球体の物質の成分分析か?出来そうなのか?」
「宇宙船に帰って分析AIアナザイラーにかければ成分分析が出来ます。タダ宇宙船のエリアに行くにはセキュリティーの関係上一度黒の森のカルデラの神殿に行ってそこから降りなければいけません」
「あ~あそこな~宇宙船・・?宇宙船ならコピー能力でコピーした宇宙船が俺の作った亜空間エリアに格納しているのが有るぞ」
「マスター流石です。その亜空間エリアに案内して下さい」
流石俺!!何でもコピーしておくもんだ!!
「じゃ~皆で亜空間エリアに行こうか」
って事で一瞬でやって来た宇宙船を格納した亜空間エリア
「何にもない真っ白な場所に宇宙船だけが有るって異質ですね。それに下に落ちている宝石みたいな結晶綺麗~」
アリシャが早速亜空間エリアの感想を言っている
しかしアーネストは
「此処は魔素が物凄く濃いようです。少し苦しい感じがします」
って言って少し苦しそうに心臓を両手で抑えている・・
そんなアーネストの髪が・・
『少しづつでは有るが伸びてゆく!!』
アーネストの変化に嫌な予感がした俺は
「一旦ここから出よう!!」
そう言った途端、一旦宇宙船を格納した亜空間エリアから全員を元居たアリシャの王城の移転部屋に引き戻した。
俺は宇宙船を格納した亜空間エリアで起こった事を全員に話し・・・
8人に聞いたのだが・・
全員思い当たる事が無いって事だった・・
アリシャ、麗香、クララ、俺、そしてリリス、トリア、ナスティア、クリスは異常も口にしなかったしアーネストのように髪が伸びるような変化は起こして居ない?よう
アーネストと他の俺達が決定的に違う事・・・
何だ?
何か有るハズ!!
俺達とアーネストの違い
アーネストはこのメンバーの中でクララを覗いて唯一一番最後に加わったメンバーって事だ
でも何でアーネストだけに変化が起こったんだ?
クララの体はアンドロイドで流体金属で出来ているから変化が無くて当然!!
言い換えれば
アリシャ
俺
麗香
リリス
トリア
ナスティア
クリス
この7人に共通する事!!
え~~っと何か有ったっけ?
特別な事は何もしていないハズだけど・・・
そういや・・・
アーネストは最近俺達に合流したから・・
考えられるのは・・
『スライムの欠片』
だな!!
アーネスト以外確かにモノリス・ストレイアの構成していたナノマシーン入り『スライムの欠片』
食べたな!!
「クララ・・・モノリス・ストレイアの構成していたナノマシーン入りスライムの欠片関係あると思うか?」
つづく・・・
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