第351話 351.尋問失敗
<真也>
結局森の中でジャクソン家の残党で捕まえれたのは5人だけだった。
逃げたのは15人くらいだと言ってたから10人はもれなくホワイトウルフの餌になったと思われる。
奴属の首輪をつけた捕らえたジャクソン家の残党だろう男達は完全には治療せずに骨折だけを治療した後叩き起こし尋問
「お前達はジャクソン家の残党だな」
「大人しく喋るハズはねえだろ!!」
熊みたいな毛むくじゃらの筋肉隆々の男が早速悪態をついてくる。
奴属の首輪を付けたハズなんだけどな・・・
そんな事を一人ぶつぶつと呟いていたら突然
「大地に普く存在する不変の力よ、わが求めに応じ、我を対価に輪が体に顕現したまえ、『自爆』」
嘘だろ!!
こいつ自爆の魔法を使いやがった!!
「な・・何でだ!!何で自爆しない!!」
毛むくじゃらの大男が焦って怒鳴りだした。
「マスターこの男達の首に付けたのはどうも奴属の首輪ではなく魔法を使えないようにする為の『魔滅の首輪』のようです」
エロ爺の事だから嫌らしい目的の為にこの首輪を使っていたと思って点だが、罪人を捕縛して魔法を使えないようにさせる首輪だったとは、エロ爺もそこまでは腐っていなかったって事か
それにしてもエロ爺は鬱陶しい存在って事だけは変わらないがな!!
「クララ『魔滅の首輪』のお陰で奴らの自爆を防げたんだから結果オーライじゃ無いのか?でも尋問どうするかな~」
「お父様に相談してみませんか?お父様は良い薬を持っているみたいですよ」
と助け船を出してくれるアリシャ
「そんな薬が有るのか?」
「その薬を飲まして暫くすると勝手に喋りだしてくれるらしいです」
「凄いなその薬」
「でも副作用が有って一度使うと廃人になってしまうそうなので罪状のはっきりしている者にしか使えないそうです」
「それめちゃめちゃ怖い薬じゃね?」
「この男達だから大丈夫じゃないですか?廃人になったとしてもこの男達の今まで犯してきた罪の代償ですゆるしてもらえるでしょう」
アリシャさんうをぉ~怖い事を言ってるよ
ジャクソン家の男達ちょっと顔色悪いみたいだけど大丈夫か?
今の聞いてたよな?
「そ・・そうだな。全部国王に任そう。俺達は聞きたい事が聞ければいいな」
「うづっ。そうですよ~私達が悩む必要なんて無いですからね」
アリシャ怖ぇ~~
つづく・・・
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