第349話 349.オールデス家残党が持っていたとんでもない武器

<真也>


「流石ね真也、早速尻尾を出したじゃない」

アリシャが楽しそうに火炎の飛び交う森の中を見ながら俺に話してくる

「真也どうするつもり?」

麗香が俺に聞いて来る。

「単純明快、結界を張ったまま体当たりだな。くれぐれも勢いあまって殺すなよ」


「え~結界なんか張らずに、シャイニングアローで一気に手足を撃ち抜いてしまえば抵抗なんて出来ないんじゃない?」

クリスは好戦的に結界無しで戦闘するって言うけれど・・

俺は何が有るか解らないから速攻

「何が有るか解らないから、全員結界を発動したまま突っ込むぞ」

全員に声を掛けた後、そのまま火炎が飛び交う場所に急降下


アリシャの時みたいに、大人数でオーバードライブをかけられた極大魔法を撃ち込まれたら今度はやられるかもしれないんだ!!


誰一人り失いたくはない!!


一気に森の中に急降下すると・・

5人づつに編隊を組んだ魔導士達だろう人物が突っ込んでくるホワイトウルフの群れに向かって各自火球を打ち込んでいた。


火力よりも数で勝負って感じで


「ドンッ」


「ドンッ」


「ドンッ」


「ドンッ」


「ドンッ」


「ドンッ」


っと自分達に向かって突っ込んでくるホワイトウルフに群れに向かって一人10個位の火球を浮かべ必死でホワイトウルフの群れに攻撃をしている。


しかしオーバードライブを掛けて無い数で勝負の火球

ホワイトウルフはそのままジャクソン家の残党だろう魔導士の編隊に向かって突っ込み


「ガウッ」


っと噛みついて狂暴な鋭利な牙でジャクソン家の魔導士達の腕を、足を食い千切って行く。


魔導士がたまらすに


「アレを使え!!」


と指示を出した。

まあ~15人程度の残党達に森の中を恐怖にかられスタンピード直前のように狂気に逃げ狂う一体が人間よりも少し大きい体長のホワイトウルフが森の見える範囲を埋め尽くしジャクソン家の魔導士に向かって突っ込んできている。


俺達が討伐しなくてもこの魔導士達終わってるんじゃね?

この魔導士達だけだったら良いが、仲間が居るなら情報は欲しい

なんとか無力化したいが・・

これだけの数のホワイトウルフじゃ~ジャクソン家の魔導士の残党達は全員ホワイトウルフの餌になってしまいそうだ。


「隊長~あれは一発金貨100万枚以上します、こんな所では使えません」

「何を言っているんだ!!俺達が生き残らなければ全部無駄に終わるんだ!!兎に角ヤレ!!」


「ハイ!!」


そう言った瞬間に森の一番奥の方に眩しい光が発生し森中をその光が包んだ瞬間


「グヲォオオオオオオオオオオオオオオオオーーーー」


っという物凄い音共に極大の閃光が森の奥から放たれその光に飲み込まれた場所は一直線にドロドロに溶解し俺もその極大の閃光に飲み込まれた。


その瞬間


「パリン」


っと何かが俺の結界にぶち当たり砕ける音が!!


え?


結界が壊されたのか?



一瞬で俺の体から冷や汗が流れ出す


『ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!俺は死ぬのか?』


そう思った瞬間、極大の閃光は収まり閃光が走った後は地面が溶解し森の中に一本の道が出来たみたいに1キロ程度森の中を貫いていた。


「スンゲー滅茶滅茶ヤバいじゃん!!こんなの街の中でぶっ放されたら一発で都市が壊滅するぞ!!」


しかし俺の結界に当たって『パリン』って割れたのは何だったんだ?


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る