第347話 347.見つからないオールデス家の残党・・
<真也>
俺達にも10台の商隊の馬車が襲われた正確な場所は解らない為にレデオン側のラクシャの森の入り口から襲われた場所を探しながら歩いてゆく事にした。
「真也早く行くわよ」
麗香が先導して一気にレデオン側のラクシャの森の入り口にむかって急降下してゆく
なんちゅう精悍な眺め
全員真っ白なサテンのショーツでお揃いじゃん!!
ヤバイ!
ヤバイ!
アイツらワザとやってるっぽいんだよな~
微妙にエロ爺の人格が出てこないぎりぎりの線を突いて来るような・・
速く行かなきゃあいつ等に何言われるか解ったもんじゃない!!
ちょっと下半身が反応しちまって・・
少し歩きにくいが何とか誤魔化せるだろう
って最後に俺がラクシャの森の入り口降り立って少し前かがみになったのを見て、皆
「くすっ」
って笑ったような気がしたのは気のせい?
ふ・・深く考えたら負けだ!!
「じゃ~行くぞ」
俺は気持ちを切り替えて颯爽と先頭に立って歩き出した
少し前かがみだが・・・
朝早い事も有り通行している人影は無い
レデオン側から入ったラクシャの森は岩山に阻まれ急速に蛇行していて見通しが悪い
岩山を縫うようにラクシャの森の中に街道が吸い込まれていっている感じだ。
俺達はそんな岩山の間を縫うように森の中に入って行く道なりに森の中に足を進める
「どの辺で襲われたんでしょうね」
異世界組の中では一番のお姉さんのクリスが聞いて来る
「2体のアイアンゴーレムが加勢したって言ってたから、焦げ跡とか残ってるんじゃ無いのか?それに山賊5人を仕留めたって聞いたから争った後とか残ってると思うぞ」
と取り合えず思った事をクリスに伝えた俺
確証は無いけど
「流石ですご主人様~」
そう言って俺の腕に抱き着くクリス
俺にとっては予想外の行動にビックリ
う・・
アリシャ、麗香、アーネストの視線が滅茶滅茶怖いんだけど・・
「く・・クリス・・お・・落ち着こうな」
そう言ってクリスの頭を撫でると、クリスはリリス、トリア、ナスティアの所に帰って行った。
クリスあっさり帰っていったな・・・
あれは何だったんだ?
今は商隊が襲われた場所を探さなきゃ!!
ラクシャの森に入って10分少々過ぎた頃、前方に土が焼け焦げた跡が何箇所か見えて来た。
「あれでしょうか」
アリシャがそういって指で指し示している
「そうみたいだな。血の跡もあるようだな。じゃ~この辺を集中的に探してみようか」
「「「「「「「「は~~い」」」」」」」」
皆のそんな声で周辺の捜索が始まった。
30分・・・
「ガルルルーー」
「ガルルルーー」
「ガルルルーー」
「ガルルルーー」
「ガルルルーー」
「ガルルルーー」
「ホワイトウルフの群れだ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
一瞬でホーミング付きのシャイニングアローが女性軍から撃ち出され俺が声を掛けてから一秒もしない内に6頭のホワイトウルフの群れは狩られてしまってた。
買った魔獣は亜空間庫に即時に格納
血の匂いで魔獣が集まって来るからな
1時間・・・
今度は30頭のホワイトウルフの群れが現れたが、女性軍の瞬殺でシャイニングアローの餌食に・・・
そりゃ~数万の魔獣の群れでも狩っちゃう女性軍ですからね~
24頭のホワイトウルフの群れ
51頭のホワイトウルフの群れ
107頭のホワイトウルフの群れ
47頭のホワイトウルフの群れ
209頭のホワイトウルフの群れ
・・・
次々に見つかるホワイトウルフの群れ
狩ったホワイトウルフの血の匂いに惹かれて集まって来るのかもしれない・・・
この森はホワイトウルフが縄張りにしているっぽい
どんだけ居るんだよホワイトウルフ・・・
どんだけ出てきても女性軍のシャイニングアローで瞬殺されてゆく
俺はと言えば簡単収納係に徹している状態
『ハッキリ言って出番が無い』
1時間半・・・
2時間・・・・
「山賊の手掛かりは見つからないな」
「ここの森は、森の中に魔獣も多いですからね」
ホワイトウルフは見つかっても肝心のジャクソン家の残党崩れだろう山賊の姿が一向に見つからない
つづく・・・
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