第345話 345.朝の一幕
<真也>
「ぶふぉっ」
「ぶふぉっ・ぶふぉっ」
い・・息が出来ねぇ~
息が出来ない苦しさに俺の意識が一気に浮上する
そして俺の顔を覆っている物を思わず手で除けようと足掻いてみるが・・
『むにゅ』
『むにゅ~むにゅ』
めちゃめちゃ柔らかい感触が手に伝わって来る!!
『な・・何だ?』
『何なんだ~~~この感触は~~!!』
そしてその瞬間
「あ~~~ん」
「もっとぉ~~~」
な・・何だ?
今の声は~~??
そう・・俺はその時気づくべきだった!!
『ぎゅっ~~』
っと俺の頭が抱え込まれ柔らかい物に押し付けられる
ヤバい!!
ヤバいぞ!!
『息が・・・』
『息が出来ねぇ~~』
俺は俺の頭を抱え込んでいるであろう人物の背中を
『トントントン』
『トントントン』
『トントントン』
っと何度も叩いてみるのだが・・・
「あ~~ん~」
っと余計に俺の頭は抱え込まれてしまい・・
俺の意識は途切れてしまった・・
・・・
・・・
「お・・」
「お・か・あ・さ・・・ま・・・」
何か声が聞こえるな?
柔らかくて暖かい物に包まれてふわふわしている感じ・・
此処は天国なのか?
「お母様!!お母様!!真也が死んじゃう!!死んじゃうから真也の上から退いて~~」
おりょ?
これはアリシャの声だな
「あらまぁ~私としたことが、気持良くってつい抱き締めちゃってましたわ」
って言った瞬間俺に視界は一気に開けた!!
「うおぉ~生き返った~~」
一気に息が出来る快感に思わず俺は第一声を上げたのだった
俺の上に覆いかぶさっていたのはエリザベス王妃
そして俺の目の前に今まで俺の顔を覆っていただろう巨大な双丘がある
「真也大丈夫だった?」
アリシャが心配して俺の横から俺の顔を覗き込んでくる。
「あ~何とか・・・アリシャが止めてくれなかったら確実にあの世に行ってたよ」
って言うと
エリザベス王妃が
「あらあら~その割に硬い物がピクピクしてますわよ~このまま入れてみる?」
って超~~激ヤバ発現!!
「ダメ~~!!」
アリシャが開口一番俺の上に乗っかったエリザベス王妃を突き飛ばす。
「ナイス突っ込みだアリシャ」
「ハイお母様に先に奪われる訳にはいきませんから!!」
アリシャさんその発言ってアリシャの後からなら良いって事ですか?
当然そんな事は聞けないです!!ハイ!!
それにしても!!
あのエリザベス王妃の巨大ぱふぱふを受けてエロ爺の人格が出てこなくてラッキーだったぜ!!
まさかエロ爺って朝が弱いとかじゃ無いよな?
エリザベス王妃のお胸気持ち良かったな~
あの胸に顔を埋められた感触!!
すんげ~~最高の気持ち良さだよ!!
いかん!!
イカン!!
油断していたらエロ爺の人格に何時体を乗っ取られるか解ったもんじゃない!!
『油断大敵!!』
この8人は絶対にエロ爺には奪わせないぞ!!
・・・
俺達はそうしたゴタゴタが有ったものの、無事に朝を迎えたのであった。
今日は朝食を取ったらジャクソン家の残党だろう逃げた盗賊団の捜索だ
俺達が順調に異世界の産業改変をしようとしている時に限って邪魔をしてくる魔導士達
俺って魔導士達によっぽど呪われてるのか?
つづく・・・
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