第343話 343.ジャクソン家の残党がまだ残っているようです
<真也>
結局俺達の成果は今日は砂糖生産プラント?の入れ物だけ用意しただけ?
『転移門』の接続テストは・・・
ちょっと手違いで死にかけたものの、目的は達成された?
何か全部中途半端で終わってる感じがするんだけど・・
『きっと気のせいだ!!』
俺達はピチピチと地面を撥ねている魚達を亜空間庫に回収した後首都トリステインのアリシャの部屋に転移
もうアリシャの部屋は転移部屋になってしまっている・・
アリシャの部屋を出て階下に降りお城の中野ホールに出ると早速執事さんが
「お帰りなさいませ姫様そして真也様方」
と深々とあたまを下げて来る。
俺達は執事さんにお願いして厨房に案内してもらい魚を手に入れた経緯を伝えて調理してもらうようにお願い
厨房で魚の調理をお願いして厨房を出てホールに戻ると
「おお~婿殿戻られたのか、早速だがジャクソン家の残党とアイアンゴーレムが早速遭遇したそうじゃ」
ヘンリー国王が早速ジャクソン家残党と遭遇した事を報告してくれる。
現在リトリア王国内は
首都トリステイン街中に10基のアイアンゴーレムが巡回
首都トリステインの周りを10基のアイアンゴーレムが巡回
30基のアイアンゴーレムはリトリア王国の主要街道を巡回して魔獣を狩っている
40基がコートレート聖王国とリトリア王国の国境沿いに展開し警戒中
10基のアイアンゴーレムがドストル帝国とリトリア王国の国境沿いに展開している
色々と編成を考えて稼働させてみて、再度最適な編成に組み替えたらしい
まずはアイアンゴーレムで街道沿いの交通の要所を守り、それと同時に国境沿いの安全も国境沿いに展開したアイアンゴーレムで安全を確保する作戦だ。
なにせアトランテ大陸の4分の3は魔獣領域となっている現状優先順位を付けなければ手の打ちようが無い状態なのだ。
それに魔獣の肉や素材に頼っているこの異世界では急激に魔獣を減らしてしまうと生活基盤が一気に壊れてしまう!!
変化はゆっくりとする方が良い!!
人々の生活が追い付いてゆけないのだ
『まずは産業を活性化し生活水準を上げてゆかないといけない』
入れ物だけ用意しても人々が対応出来なければ意味は無い!!
これは俺の意見かって?
残念ながら・・・
クララさんです。
もう俺の頭脳兼秘書と言っても良いスタイル抜群、超美少女
流石エロ爺が拘り抜いて作成したアンドロイド!!
これがエロい目的で作ったんじゃ無ければもうベタボメしちゃうんだけどね~~
あのエロ爺だから!!
クララの言うようにまずはこの異世界の産業構造改革をゆっくりと進めようと思う。
『クララ無しでは生きられない体に知らない間にされているような気も・・・』
うう~考えるのは止そう・・
今回遭遇したのは魔物を狩りながらリトリア王国の主要街道を巡回している30基のアイアンゴーレムの内の2基
首都トリステインから北のレデオンとうい人口5000人あまりの小さな町に向かう街道沿いで10台の馬車の商隊が20人余りの賊に襲われている所にアイアンゴーレムが丁度通りかかり撃退したらしい。
しかしアイアンゴーレムが撃退して火球で撃ち抜いた賊は5人
残りのジャクソン家の残党は森の中に逃げ込んだらしい
なので未だジャクソン家の魔導士達の脅威は残ったままになっている。
もう夕方という事で俺達8人とヘンリー国王、エリザベス王妃だけが会議室に集まってその対策を話し合う事に
「真也様、あのキャラメル何とかというお菓子は有りませんこと?」
エリザベス王妃が早速声を掛けてくれたんだけど・・
キャラメルポップコーンをご所望のよう・・
この世界じゃ~お菓子らしいお菓子無いもんな~
砂糖1キロが金貨5枚もしたらなかなか甘い物も食べれないよな
日本円にしたら砂糖1キロ50万円・・
地球の世界じゃボッタクリだぜ
エリザベス王妃が『不思議の国のアリス』で販売しているバケツキャラメルポップコーンを一つ進呈
するとアリシャ、麗香、クララ、アーネスト、リリス、トリア、ナスティア、クリスも
「Give me a caramel popcorn!!」
の大合唱
日本の戦後こんな光景が展開されていたって聞いたような?
それに続いてヘンリー国王まで続いてやる事無いじゃん!!
しょうが無いので全員にバケツキャラメルポップコーンを一つづつ進呈
『あんたらジャクソン家の残党の事よりも食い気かい』
って突っ込んでみたい気分になってしまう俺
結局滅茶デカバケツタイプのキャラメルコーンを抱えた俺を除く10人はキャラメルコーンをボリボリと食べながら緊張感のない話し合いで、俺達が明日ジャクソン家の残党が出たという街道に行って討伐する事になりました。
国境警備と街道の魔獣討伐を目的に投入したアイアンゴーレムは徐々にリトリア王国の人達にも受け入れて貰えているようで好評のようだ。
今回10台の商隊の馬車が襲われた事で2基のアイアンゴーレムは商隊の目的地である首都トリステインまで護衛してくるらしい。
『変な商人が護衛にアイアンゴーレムを貸してくれ』
なんて言ってこない事を祈ろう!!
ヘンリー国王とエリザベス王妃ならば
「ダメダ!!」
の一声で追い返してくれるだろう
つづく・・・
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