第341話 341.てへっうっかりしてました
<真也>
モノリス・ストレイア(エロ爺)がネオキャニア銀河のナスタルジア星のジェードで使っていたという『転移門』
クララが俺の亜空間庫の中を漁って見つけてくれた。
もう個人情報なんて無いのも当然って感じでクララには全部筒抜け?
俺もクララみたいな検索機能欲しいぞ!!
検索したい物を頭の中で思いうかべればそれを見たり取りよせられる能力とか・・
皆がお風呂に入っている時に『検索』とかしたら、お風呂に入っている皆の姿が見れる能力なんて最高じゃね?
『う~~~ん俺もそんな能力欲しい~~!!』
そんな事を夢中で考えていた俺に
「マスターいつでも私の裸ならお見せいたしますよ」
ってクララが言いながら俺の顔を覗き込んでくる。
うをぉ~~俺の思考が駄々洩れだった~~
「う・・うん・・その内お願いするかも」
おい!!
俺は何を言ってるんだ!!
思わずへんなお願いしちまったじゃん!!
「うふっ~マスター色々いっぱい~いっぱ~~いしましょうね~」
おい!!
クララ!!
意味深に誘うなよな?
最近皆に色々と刺激されちゃってるせいか、めちゃめちゃ性欲活性化させられちゃって抑えるの大変なんだからな!!
『こんなにも可愛い子が周りに8人も居るのに、手を出せないなんて!!』
『これは拷問ですか?』
『これは絶対に拷問だよな?』
いかん!
いかん!
エロ爺の人格に毒されてきてるぞ俺!!
エロ爺の人格なんかに皆を好き勝手にされてたまるか!!
俺の中から絶対に抹殺してやるからな!!
兎に角今はクララの探し出してくれたエロ爺の作った『転移門』の動作確認だ!!
クララの探し出して俺に渡してくれた『転移門』は
一辺が20センチ四角の正方形をした透明な水晶のような物体だった
これが転移門だって言われなければ、俺だったら絶対に見つけだせなかっただろう。
クララの言われるままに20センチ四角の『転移門』に触ると・・・
20センチ四角の透明な『転移門』の少し上に縦15センチ横30㎝程度の透明な表示板が表示されそこに地球の言語じゃない表示が表示されてきた
だが・・・
何故だか俺には理解できる
その地球の言語じゃない言葉で表示された内容は
『現在地点: 12658-Z5583-G400』
と表示され
『確定: Ý/Ñ』
と選ぶ所で点滅している
これは魔道具と言うより科学技術の粋を集めた最先端の技術で作られた電子機器って感じだ
クララの教えてくれる通りに
当然 『イエスだ』
次に
『接続点:?』
って聞いているみたいだ
多分転移門を繋ぐ場所っていう意味だが・・・
当然繋ぐ位置の入力方法なんて俺に分かるハズは無い!!
エロ爺の記憶にアクセスすれば解るんだろうが・・
そうすれば
『絶対にエロ爺の人格が出て来る』
それは絶対に避けたい!!
なので
「クララこの接続点ってどうやって入力すれば良いんだ?」
って当然クララさん頼みだ!!
「ますたーは何処に接続されたいんですか?」
クララの問いに当然俺は
「首都トリステインの東1000キロに位置するナサリアの街から1キロ程離れた海中に転移門を設置したいんだ」
そうお願いすると、
『接続点:?』の表示の上に地図が表示され
地図の上に青い点が表示されている・・
多分現在地点?
そしてその上に重なるように赤い点が点滅している。
この地図は多分アトランテ大陸だろう
青い点からずっと東に海に突き出た半島がある
この半島が多分ナサリア半島
って事はそこから少し離れた海の中をタップしたらいい?
そう思ってナサリア半島だろう場所から少し離れた海の中をタップ!!
『接続点: 12658-Z5583-H131』
『確定: Ý/Ñ』
取り合えず『イエスだ』
すると
『転移門の形式:?』
って表示され門の型だろう画像が複数表示されてきた
普通の門
それからフランスの凱旋門みたいなの
色々な門の形がひょうじされ・・・
替わった物では
『岩』
『滝』
『大木』
もうこれは偽装ぶっけんですにゃ・・
今回は海水を取り込む用の『転移門』なので当然偽装した
『岩』の型に
『現在地点』も『接続点』もしました。
門の型を選ぶと
『終了: Ý/Ñ』
終了を聞いてきているようなので
当然 『イエスだ』
おお~表示画面が消えて元の状態に戻った
20センチ四角の『転移門』
「この後どうすれば良いんだ?」
「起動したいときはその『転移門』の魔道具にさわった状態で『起動』と念じれば起動します。そしてその魔道具に触った状態で『終了』と念じれば元のその型に戻ります」
当然今すぐ起動してみたい俺!!
20センチ四角の透明な『転移門』を触ったままで『起動』と念じると
『高さ2メートル位の黒褐色のゴツゴツとした岩が出現』
「うんイメージ通りの形だな。接続はどうするんだ?」
「魔力を流している間転移門どうしを接続出来ますよ」
じゃ~早速起動テストだな!!
って事で高さ2メートル位の黒褐色のゴツゴツとした岩(転移門)を触り魔力を流す俺!!
その瞬間
「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーー」
っと海水が転移門から一気に噴き出し
「うをぉーーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
「きゃーーー」
っと転移門から噴き出して来た大量の海水に押し流された俺達は悲鳴を上げながら押し流されてしまっていた。
「あ~びっくりした~溺れ死ぬかと思ったぜ」
「ごほごほごほっ、海水飲んじゃったじゃないですか」
「死ぬかと思った」
・・・
「てへっうっかりしてました。繋がってるの海底でしたね」
クララはそう言って笑っている・・
「うっかりで死ぬなんて笑い事じゃないぞ」
「そういうマスターもうっかりで接続したんでしょ?」
うう~可愛い顔して聞いて来るなよなクララ~
「接続する時は慎重に・・・だな・・」
「そういう事ですマスター~いい経験になりましたね」
おれは皆に非難を浴びながら皆にクリーンの魔法で皆の全身を綺麗にして全員に何度も何度も謝らなければいけなかったのであった。
『注意一秒ケガ一生』
良い言葉だ~~
つづく・・・
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