第335話 335.クーリングオフして良いですか?ダメに決まってるでしょ!!

<真也>


当初リトリア王国の首都トリステインの西の場所に作る予定だった新首都トリステインは、今計画中の農業区画を首都トリステインの東に作る為、それなら!!



『新王都と一緒にしたら良いんでね?』


っていう俺の単純な発想により新王都計画を実行に移したのだ!!


これを人は


『独断専行』


という!!

な~んちゃって~


関東地方の東京こんな事やったら確実に国家転覆、クーデターだよな。

突然に千葉辺りの場所に東西南北40キロのコンクリート製の壁を作って


『此処が『新都』です~』


なんてやったらもうクーデター扱い確実だな!!



・・・・

「う~ん久しぶりに気持ちよく暴れられたわ」

うわぁ~アリシャは憂さ晴らしってか?

「久しぶりにシャイニングアロー打ち放題だったし、『アンゴラシープ』と『カウ』の追い込み楽しめたわ真也」

麗香も診察で溜まってた鬱憤を晴らしたって感じ?


・・・


みんなヤバすぎじゃね?


俺は『アンゴラシープ』と『カウ』の魔獣捕獲

あまり深く考えて無かったんだよな~

これから育成する産業は

『砂糖』

『塩』

『綿花・織物』

『香辛料』

『畜産(牛・羊)』


って考えてて、産業を育成するにしても場所!!

って話になって、王都の東に農業区画作ろうと思ってたら可愛い女の子に挨拶のつもりで声を掛けたのは良いが何は無そうかと迷ってしまい苦し紛れに王都の東側にいつ魔獣をきいてみたらお目当ての乳を出す『カウ』と長い綺麗な毛をもった『アンゴラシープ』の話が聞けちゃった為に魔獣狩りのついでに『アンゴラシープ』と『カウ』の魔獣捕獲を思いついたんだ。



まだ新王都トリステインの東西南北40キロの用地をコンクリート壁で覆って魔獣駆除を行っただけで『アンゴラシープ』と『カウ』の放牧地の用意さえ出来ていない。

オールデス家の残党の処理で昼近くまでかかったから新王都トリステイン用地を用意して魔獣駆除と『アンゴラシープ』と『カウ』の魔獣捕獲したら、もう太陽が沈む直前になっちまってる。


「綺麗~」

「綺麗な夕焼け~」

「久しぶりに綺麗な夕焼けを見たような気分です」

「マスターなんとか新王都の用地の魔獣駆除までは終わりましたね」


アリシャ、麗香、アーネスト、クララがそう言って俺の周りに集まって来る。


アリシャが俺の右腕を胸の中に抱き締め

アーネストが俺の左腕を胸の中に抱き抱えている。

何故にリトリア王国の第一王王女様とナストレーア王国の第一王女様の俺は両腕を抱き締められてるんだ?


これって


『考えてみるとめちゃめちゃ緊張するんですけど~』


だって両大国のお姫様が俺の両腕を抱き抱えてるんだよ?

それも柔らかいお胸の感触が俺の両腕に伝わって来るんだよ?


「うふっ真也のえっちぃ~」

「うふふっ旦那様が反応してくれてます~嬉しいです~」


早速アリシャとアーネストがアザとく弄って来るよ・・

あんなに清廉だとばかり思ってたアーネストも段々とアリシャやクララに毒されてきてるのか???

アリシャは・・

リリス、トリア、ナスティア、クリスがアリシャの護衛みたいについてたから?

4人の影響をモロに受けちゃって今みたいになっちゃった?


「流石真也、仕事が早くて助かるわ」


ってアリシャが俺を褒めてくれるんだが・・

これはクララが設置する場所を土魔法で整地した上に俺はコンクリート壁をコピーして置いてるだけ!!

俺が置いたコンックリート壁はクララによって再度土魔法で固定


これって?


『俺は単純製造マシーン?』


もう俺は製造機と種馬扱い?

うわぁ~俺って全然活躍出来てない?


「真也~リトリア王国だけ贔屓してるようでズルいです。ナストレーア王国の方も色々な改革して欲しいです~」


って俺の腕に胸を押し付けて来るアーネスト


「無理言うなよ一度に言われても俺の体は一つなんだ」

「真也なら出来ます~出来るはずです~」

うわ~これって板挟みジャン!!

リトリア王国とナストレーア王国の同時開発なんてめちゃめちゃハードじゃん!!


俺のスローライフの予定が~~~



おれは思わず

「アリシャとアーネスト、クーリングオフして良いですか?」


って聞いてしまったよ!!


そうしたらアリシャとアーネストに同時にお腹に


『ドスッ』



っと肘鉄を食らわされ


「「出来るはずないじゃない!!真也は死にたい!!死にたいですか??」


って凄い形相で詰め寄られてしまった俺。


「いえ・・言ってみただけ・・です・・ごめんなさい」


うわぁ~こえぇ~怖ぇ~~よ2人共~


『魔鉱様降臨』


って感じでめちゃめちゃ怖かったよ~

兎に角

『俺はリトリア王国とナストレーア王国の同時開発の為馬車馬のように働き続ける事が決定のようです・・・』


つづく・・・

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