第325話 325.フラグは回収される為にあるの?
<麗香>
それにしても失念していたわ!!アリシャ、アーネスト、リリス、トリア、ナスティア、クリスって全然料理出来ないなんて~
王女様や侯爵令嬢が料理何か出来ないって考えれば解った事よね・・・
普通は料理なんて料理人や使用人が作るわよね。
まさか
『ステーキ肉を焼くのに攻撃魔法をブチ込むなんて思っても見なかったわ』
そういう私も家出はお手伝いさんとかが食事の準備とかしてくれてたから料理が出来ない訳じゃ無いけれど得意じゃ無いのよね~
この異世界じゃ魔獣の肉が主食として食べられているみたいだから、単純に焼くだけの料理だったら楽勝?
『魔素を大量に吸収した魔獣の肉程美味しい!!』
肉本来の味だけならば、地球の最高級の肉よりもこの異世界の大量に魔素を吸収した魔獣肉の方が数十倍美味しい!!
肉の味だけならね!!
でも地球には香辛料や醤油やソースなんて反則的な味付け出来る物が存在するのよ!!
地球の世界から香辛料や、ステーキソース持ってくればこの異世界では一流シェフにもなれるかも!!
魔獣肉が美味しいだけに食文化が育っていないのかも!!
まぁ~ゴブリン肉だけは除くけどね!!
ゴブリン肉だけは不味くて食べれないらしい!!
でも地球産のひまわり油で揚げると肉質が変化して超~美味しくなるっぽい
食事の問題は、真也と私が頑張れば何とかなるでしょ!!
「え?料理って攻撃魔法で作るんじゃ無かったの~~????」
ってアリシャ、アーネスト、リリス、トリア、ナスティア、クリスが言った言葉に私も唖然としたわ!!
真也なんて
「お前達、常識から教えないといけないみたいだな!!」
ってため息を付きながらそう言って呆れてたから
「真也私も料理一応出来るから手伝うから、そんなに落ち込まないで」
って抱き締めてハグしてあげちゃった
私が抱き締めてハグすると、真也なんてめちゃめちゃ顔を真っ赤に染めちゃって
「お・・おお・・た・・頼むよ・・」
なんてシドロモドロになりながらも返事してくれたわ
うふっ
そんな表情されると母性本能擽られちゃうみたいで~可愛くて守ってあげたくなっちゃう私。
ムネキュン~ってこういうのを言うのね~
「むふぉ・・・・い・・息が・・い・・き・・」
あれ真也元気ね~
何かじたばたしてるような~
「むにゃ~・・・・」
「むにゃ~って何?」
「真也が私の背中をトントンと叩いて来きてる?
あ~
真也の頭を私自分の胸に抱えてたんだ~
真也の頭を私は思わず抱えたまま抱き締めていたらしい・・・
「真也~ごめんね~真也が可愛くってつい抱き締めちゃってた~」
って真也の頭を胸の中から解放すると
「ご・・・ゴメン・・・気持ちよくって思わず天国に行く所だった」
「うふふっ。もっと気持ちいい事してあげれるわよ?」
「エロ爺さえ出てこなきゃ是非お願いしたい所なんだがな・・・・」
そうよね~
あのエロ爺、真也が反応すると突然降って沸いたように真也の体を乗っ取っちゃうから質が悪いのよね!!
「そうねアレは早い内に消滅させなきゃいけないわね」
「だよな~クララ何とかなりそうか?」
真也はクララにエロ爺の人格を消滅させる方法をお願いしている。
クララはなんとかできそうなのかな?
クララはナスタルジア星のジェードに居る時にモノリス・ストレイア(エロ爺)に作られたアンドロイド
モノリス・ストレイアが究極の恋人を手に入れたくて作ったメイド兼恋人+性処理人形
クララは不幸な事にモノリス・ストレイアにより恋に破れたモノリス・ストレイアに都合の良いようにプログラミングされていた。
そう
『自分だけを愛してくれる究極の恋人として』
そしてクララにレイアント星の改造を任せ
モノリス・ストレイアはこの異世界の有るレイアント星のアトランテ大陸中を回りモノリス・ストレイアの手足となって働いてくれる弟子達をお試し魔法陣を教えて育てて回っていた。
最終的に弟子達の出来の悪さに愛想をつかして、弟子を育てるのを諦めてしまったみたい。
大体!!
『子供は親を見て育つ』
って諺も有るでしょ!!
エロ爺をみて育ったらそりゃ~~エロい事しか考えない弟子だけが育っちゃうわよね~
『かくしてエロ爺と同じような性格の悪いどうしようもない弟子達が出来上がってしまった訳』
クララは運が良かった!!
真也が偶然見つけたカルデラの神殿から宇宙船のある空間に続く通路を通り宇宙船のある空間の前まで来た時、真也の中に取り込んだモノリス・ストレイアのナノマシーンによりクララにマスターと認識されマスター(モノリス・ストレイア)の情報と情報共有する為真也とクララは情報補完の為に記憶の齟齬を無くすため不足する記憶を書き込んでしまったらしい・・・
これにより
クララは真也の情報を得た為にモノリス・ストレイアの組んだプログラムの異常に徐々に気づき始め最終的にモノリス・ストレイアの異常プログラムを改変する事で正常な思考が出来るようになった。
代わりに真也はモノリス・ストレイア(クソ爺)の情報と記憶を得る事が出来たけれど・・
モノリス・ストレイアの人格が徐々に真也を侵食して
エロい事を引き金にエロ爺の人格が顕現し真也の肉体を乗っ取るようになってしまった。
『あのエロ爺の人格さえ出なければ・・・』
そんな真也が
「皆~先にお風呂に入ってくれ!!俺は一番最後に入るわ!!」
って私達にそう言って
『シッ』
『シッ』
っとお風呂の方に行かせるようなジェスチャーをする真也
そう・・
これからお風呂タイム!!
送り込まれたリリス、トリア、ナスティア、クリスが実家に変な刷り込みをされていなければ良いんだけど・・・
そんな真也の言葉に反応したリリス、トリア、ナスティア、クリスは食卓に並べられた食事をまだもぐもぐと食べながら
「私達今食実裕なので後で良いです~」
「私も~」
「私も後で良い~」
「真也様が出てこられてからで良いです~」
って返事を返す
それを見た私は
『この子達まだ色気より食い気よね~』
なんてほっと一安心するのだった。
心配して損しちゃった~
そう思ったのがいけなかったの?
一番上のお姉さんであるクリスが食べてる最中にバタッと椅子から立ったと思ったら
「私~やっぱりお風呂に入る~~」
ってその場で服を脱ぎながらお風呂に向かって走り出してしまってた。
そうなると
「私も~」
「私も入る~」
「お風呂~」
リリス、トリア、ナスティアが続いて服を脱ぎながらお風呂に向かって走り出した。
点々と脱ぎ散らかされたワンピース類と下着類
そして・・
お風呂からは
「ふぉっふぉっふぉ~~なんと~~何と~~パフパフがおっぱいじゃ~オッパイ~イッパイじゃ~天国じゃ~~」
やっぱり嫌な予感が当たったじゃない!!
「アリシャ、アーネスト、クララ~殲滅準備~~!!」
わたしが叫ぶと速攻
「エロ爺~」
「死ね~~」
「エロは死ね~です~」
一気にお風呂場にその場から飛行
「バリバリバリー」
「バリバリバリー」
「バリバリバリー」
といっきに電撃攻撃を繰り出す3人
私は置いてきぼりにされてしまった・・・
「こ・・こんな事でぱふぱふ天国を諦めんぞ~~ぎゃ~~~」
っと断末魔の叫び声を上げた後静寂が支配する。
お風呂に行ってお風呂場を覗くと・・・
リリス、トリア、ナスティア、クリスも巻き添えを食らって大の字に倒れていた。
私、アリシャ、クララ、アーネストの4人で倒れていた真也、リリス、トリア、ナスティア、クリスの全裸の5人を浮遊の魔法で浮かせたまま寝室に運んで・・・・
アリシャ、アーネスト、クララ、私の4人の視線は久しぶりに見る真也の下半身のピーちゃんに釘付けに!!
そんなアリシャの手が・・
真也のピーちゃんを思わずナデナデ!!
そうしている内に
アーネストが・・
クララが・・・
そして私の手が・・・
継ぐ次に伸びて・・
真也のピーちゃんをナデナデしながら
「可愛いです~」
「はじめましてピーちゃん」
「皆で共有ですね~」
「みんな仲良くしましょう」
・・・
・・・
そして・・・
気が付いたリリス、トリア、ナスティア、クリスが入って
『真也の知らない間に全員に可愛がられるピーちゃんだった』
知らない事が幸せな事も有る?
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます