第312話 312.砂糖栽培施設用温室ドームゲットだぜ!!

<真也>


「クララ~『○の島熱帯植物館』の温室ドーム上空まで移動よろしく~」

俺のお願いにクララは即時に東京湾夢の島上空に転移座標を設定して転移。


地球上はルーナと麗香の代わりをしているジェニーがタイムシェアリングして空いた時間で地球上の機能を掌握する為にデータスキャンを行いAIシステムミ送り解析を行っている・・・らしい。


モノリス・ストレイアはネオキャニア銀河のナスタルジア星が超新星爆発に巻き込まれて消滅する直前にあの異世界に転移しその後はクララにほとんどの処理を任せていたらしい。


クララはモノリス・ストレイアが冷凍冬眠に入ってから、異世界で魔法陣で起動された魔法式を亜空間に設置したAIシステムで具現化させるように亜空間にAIシステムを構築

そのAIシステムで魔法陣による魔法発動を可能にしたと言って良い。


今、その異世界に構築したAIシステムと同じものを地球の亜空間に構築

膨大なデータをそのAIシステムに分析させこの地球をそのAIシステムに掌握させようとしているのだ。


こうみると魔法陣は科学の結晶?

って言ってもいいんじゃね?

あと一週間でルーナとジェニーがタイムシェアーして交互に地球上のシステムの掌握

掌握後60個の地球掌握衛星をクララが宇宙空間に転移させ、亜空間に存在させたAI システムにその60個の地球掌握衛星を制御させるらしい。


その為の地球掌握衛星60個クララにコピー機能で作らされたよ・・

火と使いの荒いヤツだぜ!!

クララが優秀すぎて俺が使われてる・・・って事?


俺って脳筋?

もっと考えろってか?

うう・・クララに何時も言われてるような・・汗



それは置いといて、そんな超優秀なクララに転移させられてやって来た東京夢の島上空

夢の島って昔東京で出たごみを埋め立てて出来た所って聞いた事が有るんだけど、本当かな?


目撃者に見られる前にちゃちゃっとコピーしてしまおう!!


おっとその前に魔素切れになる前に宇宙船を格納した高濃度魔素の亜空間の入り口を解放してっと


魔素切れで死亡なんて笑えないからな!!


『コピー対象照準開始』


『コピー対象解析』


『コピー対象解析終了』


『コピー開始』


うをぉめっちゃ魔力持ってかれるぞ!!

高濃度魔素様様だな

魔素使い放題だもんな~


『コピー終了』


っと


そんでもって解放した亜空間の入り口を閉鎖!!


閉鎖完了~

宇宙船の入った亜空間から自動的に魔素を取り出す仕組み作らなきゃだな

高濃度の魔素を浴び続けたら何が起こるか解らないもんな

俺達の体への影響もまだ未知数


どんな影響が出るのか解らないから怖い

モノリス・ストレイアの弟子の魔導士達が『オーバードライブ』を使用して大量の魔素をばら撒いたせいで魔獣が変異してるもんな・・

でも10年単位での変異?


でも10年の間『オーバードライブ』を使用した結果高濃度の魔素空間が生まれたっても言える!!

早急に何とかしないとだな!!


『俺が高濃度魔素をばら撒いたせいでゴジラが出現なんて笑えない冗談が起こる可能性も有るもんな』


「植物園の温室ドームコピー終わったから、異世界へ帰るぞ」



「「「「「「「「は~~い」」」」」」」」


8人が一斉に返事すると凄い破壊力有るな

俺は一気に『不思議の国のアリス』の館の転移部屋に転移


転移すると直ぐに


「コン」


「コン」



っと転移部屋のドアがノックされ


「ご主人様お帰りなさいませ。入っても宜しいでしょうか?」


早速メイドさんが声を掛けて来た。

ナディアの声だ。


おい?

何故俺達が帰って来たのが解った?

『ナディアセンサーとか持ってるのか?』


「ナディア入って良いよ」


そう言うと、ドアが開いてメイドのナディアが入って来たので

「帰って来たのが良く解ったな」

って言ってみると


「たまたまでございます」


とおすまし顔で平然と言ってのけるナディア

お前暗殺者にでもなれるんじゃないのか・・

機嫌悪くしたらいけないから言わないけど


こうして俺達は『異世界食文化改革』の第一歩を踏み出した。


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る