第307話 307.怖い魔道具そんなに簡単に使うなよ!!

<真也>


今は使わなくなった王家に伝わる魔道具が有るそうだ。

それは・・・

何故使わなくなったかという事は今は伝わって居ない。

解っているのは魔道具の効果だけ。


昔、昔、その昔お爺さんと御婆さんがいました・・

なんて話じゃねぇ~~




『あのエロ爺の作った魔道具らしい』




政略結婚が主流だった時代

どういう経緯で王家の手に渡ったのかは知らないが・・・


『政略結婚で嫁に出す時、その魔道具で嫁に出す少女を眠らせて、キスをして目覚めさせた時に最初に見た人を一生愛する』


そんな効果の魔道具だそうだ。

クソ!!

流石エロ爺だ!!

エロい事に特に頭が切れる奴だぜ!!


『政略結婚の相手がどんなクソ爺でも恋に落ちてくれる!!』



それってスゲーヤバい魔道具じゃね?

ムチムチの若い少女に一生恋を刺せて使えさせ、あ~んな事やこ~~んな事エロい事をさせ放題って流石エロ爺の考える事は鬼畜だぜ!!


でも、どうして使われなくなったんだ?


あ・・


もしかして・・

キスをして目覚めさせた少女が初めて見た人物が対象の人物じゃ無かったとか?



うをぉ~~あり得るな!!

って事はダ・・・・・



その魔道具をリリス、トリア、ナスティア、クリスに使って俺がキスで目覚めさせたって事は・・・


うをぉ~~




/(^o^)\ナンテコッタイ



リリス、トリア、ナスティア、クリスは俺を最初に見て一生俺に恋をしつづけ、他の男に靡く事が無い?

ヤッベ~~


リリス、トリア、ナスティア、クリスをこのままクーリングオフする事も出来ないじゃん!!

俺に一生面倒見ろって事なのか?


『俺が返す事も見込んでその魔道具を使ったとしたら侯爵夫人とエリザベス王妃ってどんだけ策士なんだよ』


何か~俺リトリア王国の侯爵夫人達やエリザベス王妃やアリシャの手のひらの上で踊らされているような気がするんだが気のせい?


つづく・・・

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