第298話 298.アリシャへの訪問者
<真也>
時差の違う所へゆくのは感覚が来るってなんかへんな気持ちになる。
クルーズ船をゲットする為に東京からバハマまで飛んできた俺達
東京を出たのは16時で夕方なのにバハマ沖はAM3時
サマータイム中かサマータイム中でないかで時差が変わるからややっこしい
今まで気にもした事無かったが異世界のリトリア王国やナストレーア王国は東京と同じ時間間隔だったから時差なんて気にもしていなかった
最近リトリア王国やナストレーア王国の異世界と地球の間を頻繁に行き来しているから何が現実なのか解らなくなってくる。
今日一日はナストレーア王国の国防会議に出席していた関係でリトリア王国の事や『不思議の国のアリス』のハンバーガーショップや雑貨屋の事を全然出来ていない事を思い出し、バハマ沖の上空から一気に『不思議の国のアリス』のハンバーガーショップへテレポートだ。
館の中の転移部屋にテレポートしてホールに出ると
「「「「「お帰りなさいませご主人様・皆様」」」」」
一斉にうさ耳アリスちゃんとメイド服の女の子達が一斉に挨拶
う~ん良い~
めちゃめちゃ~良い~~
やっぱり金髪うさ耳アリスちゃん最高っす~~
皆シャンプーリンスしているせいか髪がピッカピカキューティクルキラーーンのサラサラヘアー
最近、首都トリステインの若い女性達の間で『不思議の国のアリス』の女性達の髪がサラサラで凄く綺麗で女性達の香りが凄く良いという噂が広がっているらしい。
変な所でシャンプーリンス効果が出ている。
そんなめちゃめちゃ美少女うさ耳アリスちゃんとメイドさん侍女さん達
チョコレート効果なのか・・
俺を見ると一斉に周りに集まってきて、何気にモーアピールを開始して来るんだよ・・・
俺としては、そんな風に抱き着いて来るうさ耳アリスちゃんやメイドさん侍女さん達が猛アピールしてくれるのは凄く!!
すご~~く!!
すご~~く!!
嬉しい!!
ドサクサに紛れて
俺の色んな所を触って来る女の子達
俺のズボンの中に手を入れて弄ってくる複数の手
この子凄いテクニック?
って感心している場合じゃね~~どこで覚えたんだよ~~?
『満員電車で痴漢にあっている気持ちになって来る』
嬉しいんだが・・
『アリシャや麗香、クララの機嫌が超~~ブラックになるんだよ!!』
今回アーネストが加わった事で更にMAXで女性陣の機嫌が悪くなってる・・
そんな殺気を感じて俺は
「問題は起こって無いか?」
って聞くと
「もうハンバーガー用のパンの在庫が殆どありません」
「肉の在庫がもう有りません」
「コーラの在庫もゼロです」
「雑貨商品の在庫も有りません」
「ポップコーン用のコーンの在庫も有りません」
めちゃめちゃ用意していた材料が~~
あれだけあった在庫が無いって幾ら売れたんだよ?
売上見るのが怖くなるんだが・・・・
・・・
・・・
俺はその後
『俺は魔法パンの製造装置』
『俺は魔法パンの製造装置』
『俺は魔法パンの製造装置』
『俺は魔法パンの製造装置』
『俺は肉の補給係』
『俺は肉の補給係』
『俺は肉の補給係』
『俺は肉の補給係』
『俺は雑貨屋の商品補給係』
『俺は雑貨屋の商品補給係』
『俺は雑貨屋の商品補給係』
『俺は雑貨屋の商品補給係』
・・・
そんな風に俺はめちゃめちゃ商品の補給マシーンと化していた。
今はまだハンバーガーショップと雑貨屋さんだけでこの忙しさだぞ!!
洋服屋・ランジェリーショップ・男女風呂屋がオープンしたらどうなってしまうんだ?
俺此処の所殆ど
『材料補給係』
の仕事しか・・・していない気がするんだけど・・・
何とかしなければ!!
俺の材料製造装置の仕事?が終わった頃、『不思議の国のアリス』のハンバーガーショップの店員さんをしていたうさ耳アリスちゃんが俺達の所に走り寄ってきて
「アリシャ様女性のお客様がアリシャ様にお会いしたいとお店に参っておりますがどういたしましょうか?」
と聞いてきた。
女性のお客様?
それもお店に?
『王城からだったら直接館の方に来るだろうから・・』
アリシャも
「名前は仰ってはいませんでしたか?」
聞くも
「ただお会いしたいとだけしか聞いてはおりません」
とうさ耳アリスちゃんも困り顔
「一応お会いしてみましょう。真也も一緒に来てもらえますか?」
アリシャはそう言って俺の腕に自分の腕を絡めて歩き出したのだった。
つづく・・・
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