第295話 295.魔法って何なんだ?

<真也>


コピーミスで死にかけた俺

『細胞系のコピーは魔力をバカ食いする』


俺はうっかりして、


『シン○○ニー・オブ・ザ・シーズ』の人間を除いた全てをコピー対象にしてしまっていた。


はぁ~俺って何てドジ何だよ!!

正直そんな自分に呆れてしまうぜ


「真也、宇宙船の入った異空間に空けた入り口を速く閉じてください」


俺は『シン○○ニー・オブ・ザ・シーズ』の船体のコピーミスの事に引きずられて落ち込んでいたらそんなクララからの指摘が入る。


「いけない!!しっかり忘れてたよ」

そう言って解放したままになっていた宇宙船の入った亜空間の入り口を閉じた。


「クララ魔法って何なんだろうな?」

ふとそんな疑問をクララにぶつけてみた俺


そんな疑問にクララは



「魔法とは簡単に言うと量子と同じような物で物凄く変化しやすい魔素が人間のイメージに反応して具現化した物と言えば良いでしょうか

そしてその魔素と言われる物は世界の法則の外にある物


つまり法則とは何回も観測したり、計算したりしてそうなっているハズと人間が決めた物

人間のイメージに反応して起こす現象が変わる訳ですから法則は成り立たないかもしれませんね。

どうしても法則化したいのであれば・・・

魔素とは人間のイメージに反応して形を変える物?でしょうか」


「あれだけ苦労したコピーが宇宙船を格納した亜空間の入り口を開けただけであっという間にコピーが終了したのはどうしてなんだ?」


「1個の魔素が一つの動作をするとしましょう

10平方メートルの空間に魔素が5個あったとするならば5つの動作が出来るとすると、宇宙船を格納した亜空間の入り口を開け高濃度の魔素を充填して10平方メートルの空間に魔素が1億個存在するようになれば1億の動作が出来るようになるというだけの事です」


「言葉にすると難しくかんじるもんだな」

と感想を言ったつもりだったが・・

「マスターが阿保なだけです」

と・・・デスられた?俺であった・・・


魔素とは人間のイメージ力に反応して変化するもの?って事は解った?つもり・・だ

つづく・・・

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