第290話 290.次から次に色んな事に首を突っ込むからこんな事になってるんだからね!!

<真也>


俺達はアイアンゴーレム作成をする為に訪れていた鉄の精錬所から、再度騎乗した騎士達に守られながら朝来た道を帰って行く。


ナストレーア王国の首都ナルノアールは湖の周りに出来た街で古くから避暑で観光の為に訪れる旅人が多くアーネストが教えてくれるには湖の淵に立ち並ぶ城で統一された家々は家族で避暑に訪れる人々の為の貸家らしい。


今は夏真っ盛り

じっとしていても暑い日差しが燦燦と降り注いで汗が滲み出て来る

俺達が馬車で移動している大通りからは、湖の淵に広がる白い砂の砂浜が見え驚く事に湖の淵に広がる砂浜には全裸の男女や子供を連れた全裸の家族連れが海水浴?此処は湖だから湖水浴?を楽しんでいる


『なんていう大樂か?開放的?これで良くレイプとか起きないよな・・』


「アーネストあれみんな全裸で泳いだり日光浴とかしてるけど、襲われたりとかしないのか?」


俺は思わず聞いちゃったよ!!

だって東京とかであんな事してたら絶対に遣らかすヤツ出て来るよな?


「あ~結構あるみたいですよ。特にオールデス家の魔導士達の男達が毎年結構な人数レイプ事件起こしてますけど、全部オールデス家がお金で解決していたみたいですね」


はぁ~オールデス家の?いや魔導士の男達って最低な奴らだな

そういやエロ爺もエロについてはダメ爺だったな

オールデス家の魔導士達も居なくなったから少しは?被害少なくなるかもな


「いいですね~私も泳ぎたくなっちゃった~」

アリシャが湖の淵の砂浜で戯れる全裸の男女を見ながら羨ましそうに話してくる

「絶対にダメだからな!!あんな所でアリシャの裸を全員に見せるのは許さないからな」

あり得ないくらいの超美少女が全裸んであんな中に入ったら襲われる事確実だもんな!!

絶対に却下!!


「うふっ。嬉しい真也それは嫉妬ですか?」

「そ・・そうだよ!!悪いか!!泳ぎたいんなら黒の森のカルデラの中にある湖にしろ!!」

「あ~あおのカルデラの湖良いですね~美味しい果物は有るし、真也直ぐに行きましょ」

「真也私も行く~」


「アリシャも麗香もやる事は一杯有るんだ。時間が有ったらな」


「え~~そんな~」

「私ずっと仕事してたんだから少し位良いじゃない!!」



「ささっとゴーレム作って終わらすつもりが、思わぬ時間食っちまってこれからギルドによってアイアンゴーレムが狩った魔獣の運用を決めなきゃだし、街の人に対して明日からのアイアンゴーレムの運用の事についても告知しなきゃいけないんだ


そうは言ってもずっと働き詰めだったからな

じゃ~こうしよう!!

首都ナルノアールのアイアンゴーレムの運用がうまく行って、ナストレーア王国の首都ナルノアールとリトリア王国の首都トリステインの『不思議の国のアリス』を『転移門』で結んで運用が上手く行き出したらって事でどうだ?」



「え~それじゃ~まだまだじゃない。大体真也が次から次に色んな事に首を突っ込むからこんな事になってるんだからね!!少しは反省してよね」


「不可抗力だろ!!おれも好きで首突っ込んでるんじゃねえよ!!魔導士達の争いに巻き込まれた結果こうなってるんだよ!!


だがアリシャ悪いな。ドストル帝国の怪しい動きや魔導士達の残党達の事もあって放っておいたら折角助けた人達が死んでしまったらと思うとどうしても手助けしてしまってるんだ

アリシャ達と出会ったのも俺が首を突っ込んだ結果なんだから、許してくれよ」



「しょうがない方ですね~」

「真也だからね~」

「マスターですからね~」

「私も助けて頂きましたから、一生お傍でお仕えいたしますわ」


おお~一応乗り切ったか・・

最近俺の権威がた落ちだんだが・・

その分女性陣の団結だ段々と強固になってる気が・・・



そんな俺をアリシャが両手で俺を引き寄せ胸に抱きしめてくる


「うぽっ」


い・・息ができねぇ~

エリザベス王妃の胸程じゃ無いが・・ヤバいぞコレ

「アリシャだけズルい。私も~」

麗香が俺の後ろから胸を押し付けるように抱き締めて来ると・・

「あらあら~じゃ~マスター私もサービスしちゃうわ」

左から攻めて来るクララ

そしてそれに反応したアーネストが


「皆卑怯ですわよ~私もエイッ~」


っと右から俺を抱き締めて来て


4方向すべてオッパイがイッパイ!!


「ヤバいって!!ヤバすぎる!!エロ爺が出て来る!!」


うわ~か・・下半身が~~

その瞬間禍々しいオーラと共に


「ふぉっふぉっふぉ~ぱふぱふじゃ~天国じゃ~~ちち祭りじゃ~~」

俺の意識を乗っ取るエロ爺


おれは最後の気力を振り絞って叫ぶ

「クソが~~エロ爺~~~!!麗香ヤレ~!!」



その瞬間

「「「「バリバリバリバリバリーーー」」」」


4人が一気に放つ電撃に

意識を手放しながらも


「やったぜエロ爺~!!」


そう言った瞬間俺の意識は途切れたのであったマル



つづく・・・

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