第286話 286.アイアンゴーレムを配置してみました。
<真也>
クララに教えてもらいながら、10基のアイアンゴーレム毎に操作用の水晶球を作成してクララの能力でドストル帝国とナストレーア王国の国境付近に順次送り込んでゆく。
俺の今の能力では目に見える範囲の転移か、一度行った事の有る場所でなければ転移が出来ない。なんせこの異世界に飛ばされてから10日あまりしか経っていないのだ!!
此れで全部把握しろっていう方が無理な事だ。
俺が出来る事は、あのエロ爺の残した亜空間庫の物を上手く使ってコピーしながら騙し騙し対応してるって感じだもんな~
『考えてみれば情けね~なぁ』
80基を地図を見ながらドストル帝国とナストレーア王国の国境付近に送り込んだ後
20基のアイアンゴーレムと最初作った1基のアイアンゴーレムを格納
20基の内10基は首都ナルノアールの周りを周回させ、残り10基を首都ナルノアールの城壁の中の街の中を巡回させる予定だが、住民に周知していない為に混乱を起こさない為、住民に告知してから配置する予定なので首都ナルノアールの20基のアイアンゴーレムの配備は3日後を予定しているらしい。
突然街の中を高さ5メートル以上も有るアイアンゴーレムが歩き回りだしたら恐怖だよな
その辺はアンドリュー国王とキャロライン王妃に丸投げだな
キャロライン王妃あたりが結構上手くやってくれるだろう!!
アリシャのリトリア王国といい、アーネストのナストレーア王国といい
『女性は強し』
だな~
そういう俺の周りもアリシャといい、麗香といい、クララといい、アーネストといい・・・
めっちゃ俺皆に勝てるような気になれないんだけど・・・
8か所に10基づつクララが空間魔法で設置してくれたアイアンゴーレム達が活動を開始したみたいだ。
一つの水晶球から10個の映像が空中に映し出され各アイアンゴーレムが見ている視界が映し出されている。
そんな8個の水晶球から空中に投影された映像からアイアンゴーレムが魔獣に自動反応し2メートルもある大剣で切り飛ばし亜空間へ格納してゆく様子が映し出されている。
それを見ながら集まった騎士や、重鎮達は
「おお~」
「凄いぞ」
「これは本当に起こっている事なのか?」
・・・
映像を見ているだけだと実感が沸いてこないのかもしれない。
俺は亜空間庫からアイアンゴーレムが狩ったばかりの魔獣を皆の前に取り出しながら
「こんな風にアイアンゴーレムが国境付近で狩った魔獣は亜空間庫に格納されギルドに取り出しようのマジックバックを渡し取り出して処理してもらえば王都の食糧事情は劇的に改善されるでしょう」
そう言って魔獣の死骸を見せると
「流石婿殿じゃの敵との交戦だけではなく同時に魔獣の駆除もやってくれるとは素晴らしい」
「これは革命ですな」
「素晴らしい」
「おうとの食料事情も改善されて一石二鳥ですな」
俺は8個の水晶球を見せながら、アイアンゴーレムの操作方法やアイアンゴーレムの指示の出し方を状況を見ながら説明
再度王城に帰ってから水晶球によるアイアンゴーレムの操作方法を教えるという事でこの精錬所での講習?説明を終わらせたのだった。
・・・
・・・
何か俺講習会の講師になった気分なんだけど・・
でもまあ~
おおむね受け入れられた感じかな?
「やったね真也」
「真也やるわね」
「流石私のマスター」
「旦那様凄いです」
う~ん俺の技術じゃ無いから素直に喜べないが・・
それに!!みんな俺にそうやって抱き着くな~~
色々俺の体に当たって俺の下半身がヤバいんだよ~~!!
つづく・・・
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