第285話 285.アイアンゴーレム魔獣ホイホイ機能追加しました
<真也>
『エロ爺の作った?開発した?ゴーレム』
一度起動すれば燃料は要らず、空中に漂う魔素を自由に取り込んで指示した通りに動く
そして魔物を倒せば倒す程ゴーレムの格が上がり強くなる
これってめっちゃ凄いんじゃね?
ゴーレムの動く原理は解らないけど・・
「このゴーレム俺の思った通りに動くんだけど、クララゴーレムって人間と同じように考えて行動する事が出来るのか?」
「ゴーレムは考えて行動するのは無理です。前にも少し話したと思いますがエロ爺がこの時空と少しずれた亜空間に魔法用AIシステムを構築しています。マスターの認識的には量子コンピュータ上でAIシステムが稼働している状態と考えて貰えば理解が早いのではないかと思います。
魔法はあくまでも人間の思念を具現化した物
人間の要求通りに動くように亜空間に構築したAIシステムが自動処理した結果見た目ゴーレムが自立して動いているように見えるだけです」
「そういやエロ爺って科学者としては超一流だったな」
「あのエロさえ無ければ素晴らしい人間だったんですけどね、あおのエロのお陰でクソですね」
うわ~~クララ、モノリスの事『クソ』って言ったよ・・
めっちゃ嫌われたものだな
こんな科学の遅れた世界で、超~科学技術のAIシステムによって魔法の稼働が制御されているって不思議なめぐりあわせだな。
『魔法はファンタジーじゃ無く科学技術の結晶って事だな』
鉄板で出来たゴーレムじゃ無く、中まで鉄で出来たゴーレムだからこれってもしかして最強なんじゃ?
それにクララ魔獣を倒す程強くなる・・って言ってたよな?
大気中から魔素を取り込んで無限に動き続ける事が出来るし、攻撃が有るまで待機させているのももったいないし・・・
『待機場所で魔獣狩りさせてみたら?』
うん!!
それ良いかもな!!
国境付近で索敵しながら、空いた時間で魔獣狩り!!
ゴーレムの格も同時に上がってWin Winn の関係
かった魔獣は放置しても勿体ないし・・・
『亜空間に収納?』
一か所に狩った魔獣を収納させて、ギルドで格納した亜空間から取り出して解体、魔獣の肉は販売、魔獣の素材は武器や防具にしてもらえば良い
兎に角狩った魔獣は全部ギルドにお任せで良いんじゃないだろうか?
「真也?何ニマニマ一人で怪しい笑みを浮かべているのよ?またエロ爺に毒された?」
「うをぉ~~アリシャ酷い言い草じゃないか、俺はただゴーレムで国境を警備させている間、ゴーレムに何もさせないのは勿体ないから、索敵の間に魔獣狩りをさせて亜空間庫に格納さえ、ギルドで亜空間庫を開けて引き取ってもらったら良いんじゃないかって考えて居たんだよ」
「真也でも考える時あったんだ?」
「真也は脳筋だと思ってたわ」
くそっ好きな事言いやがって
「アリシャも麗香もお前達おれの扱い酷くない?」
「最近真也が冷たいから拗ねてるだけですわ」
「真也ったら最近私の事ほったらかしだもの、こうでもしないと私おいてかれちゃうもの」
あ~最近麗香ほったらかし・・・だったもんな~
アリシャに麗香にクララ、そしてアーネスト・・あとルーナ・・・
そして『不思議の国のアリス』の女性達
めちゃめちゃ増えちゃって前みたいにのんびり出来なくなったせいもあるからな・・
アリシャの言うように冷たくなったって思われて当然なのかな・・
「悪かったよ。最近やることが多くて手一杯になってて皆とゆっくりと時間取れなくてゴメン。今度なにか埋め合わせするよ」
そう言ってアリシャ、麗香、クララ、アーネストの順にハグ・・しました。
『意識するとめっちゃ恥ずかしい』
まあ~皆も公衆の面前で俺がハグしちゃったから全員顔を真っ赤に染めてる
クララのその機能ってどうなっているのか?気になる!!クララって見た目だけじゃ無く全く人間と区別付かないもんな
「コホン」
ワザとらしい咳払いに気が付いて横を見るとアンドリュー国王とキャロライン王妃が並んで俺達を見ていた・・・
うう・・何か気まずいな
これじゃ俺女の子を周りに侍らせた
『ハーレム野郎』
って感じ丸出しだよな・・
アンドリュー国王と向き合うと
「最近忙しくてこの子達をほったらかしにしていたみたいで機嫌を損ねさせていたみたいです。すみません」
「いやいや良いのじゃよ。アーネストと仲良くやってくれればそれでよい。
所でこのアイアンゴーレムという物は凄い物じゃの~
こ・・これを我が国に貰えるのか?貰えるのだよな?」
もうアンドリュー国王このアイアンゴーレムを貰う気満々って感じだな
まあ~ここまで見せてダメですっては言えないよな
「私がナストレーア王国の国防で考えているのはアイアンゴーレムを100基
ドストル帝国とナストレーア王国の国境警備に10基づつの編隊を8部隊展開
首都ナルノアール周辺の警備をアイアンゴーレム10基
そして首都ナルノアールの街の中を常に10基のアイアンゴーレムが周回して首都ナルノアールの街を守るという感じに考えていますがどうでしょうか?」
そんな提案をすると
「おお~このアイアンゴーレムを100基もナストレーア王国の為に用意してくれるというのか。
亜炉難い事じゃ!!
してどれだけの金額をしはらったら良いのかの~?
アイアンゴーレム100基の値段と言えば天文学的な金額になるじゃろう・・・
はたしてナストレーア王国が払える金額ではないじゃろう・・・できれば分割にしてもらえば有難いの~」
アンドリュー国王おれがアイアンゴーレムの代金を取るって思っている?
「アンドリュー国王様?
アイアンゴーレムの代金は要りませんよ?
アーネストを嫁に頂けるのですから、ドストル帝国が不穏な動きをしている以上、ナストレーア王国にドストル帝国が何時攻めてきてもおかしくありません。
私としては私の義父となるアンドリュー国王のナストレーア王国に滅んでは欲しくありませんからこのくらいの手助けはさせて下さい。
それとあたしの妻となるアリシャの国リトリア王国とも兄弟国として仲良くして頂けたら助かります」
「ほっとほっほ~婿殿は交渉が上手いの~~それで頼む」
アンドリュー国王も満足そうで良かった
なので一気に100基アイアンゴーレムをコピー機能で作成したら皆固まっちゃったよ・・・
「真也やり過ぎ!!」
「場所を考えなさい」
「流石は私のマスターです」
100基ものアイアンゴーレムを一気に出したら・・
この精錬所の敷地一杯になっちゃったもんな~
もう少しで100基のアイアンゴーレムに圧し潰されるところだったぜ
しっかし100基のアイアンゴーレムを作成しても最初の頃のように魔力切れにならなかったのは俺も進化?してるのかな?
数値とか解らないから全然その辺が解らないんだが・・・
アーネストは・・・
あ~口を開けたまま固まってるな・・・
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます