第284話 284.アイアンゴーレム起動してみました

<真也>



「アンドリュー国王?」



「アンドリュー国王?」


口をあんぐりと開けて目を皿のようにしてアイアンゴーレムを見上げるアンドリュー国王に声を掛けているが一向に戻って来る気配が無い



「アンドリュー国王?」の肩を


『ポン』


『ポン』


っと軽く叩くとやっと再起動したアンドリュー国王が



「こ・・これは凄いではないか・・・・」


そのアンドリュー国王の声に集まった皆が再起動する

まあこんな現代アニメそのままの高さ5メートルもあるロボット?いやアイアンゴーレムが姿を現せば驚いてそうなるよな~


「あははっ~真也って中二病まだ拗らせていたんだ~ロボットアニメそのまんまじゃない」

麗香が出来上がったアイアンゴーレムを見て俺を弄って来る

「それ言うなよ~俺もイメージした通りになるとは思っても居なかったんだよ」


そう魔法はイメージ力が大事って思ったからイメージしたらこんなになってしまった・・

『現代人が見たらそう思うかもな~でもガン〇ムの実物大とか作る企業がいる位だから俺のってまだマシじゃね?』


「まあ~見た目はこんなんだが起動してみなきゃ実力は解らないからな起動してみるぞ!!」


エロ爺の作ったゴーレムの魔道具は真っ黒なピカピカした光る材質で作成された四角い形をしたゴーレム核と操作をする水晶球の2つで構成


水晶球に手を乗せ


『起動』



と念じるとアイアンゴーレムが動き出し、


『前進』


『後退』


『右』


『左』


『ゆっくり歩く』



と思った通りにスムーズに動いてくれるが5メートルのアイアンゴーレムが動くとそれなりに迫力が有る。


「じゃ~ワイバーン対策を模して魔法攻撃やってみるぞ」



そう言ってからアイアンゴーレムに『火炎弾』の指示を出した俺

アイアンゴーレムが上空に2メートルもある両刃剣を真上に掲げた瞬間


剣が火炎に覆われ巨大な火球化してゆく

そしてその火球は上空に


『ドンッ』


っという音と共に打ち上がり上空高くで


「ズゴゴゴゴゴゴゴゴーーン」


っという音共に大爆発を起こした瞬間に

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」

「うをぉーーーーーーー」


っと此処に居た全員が驚きの声を上げた。

「クララこれってすごい威力なんじゃないか?」

「『魔鉱鉄化』した為に魔法の威力が上がったみたいですね。ミスリルならば魔法の威力がもっと向上するでしょう」

「『魔鉱鉄』でもこの威力だぞミスリルとそんなに違うのか?」

「ミスリルは魔力特性が全然違いますから」


そんあにも違うのか・・・

『魔鉱鉄』でも凄い威力

でも動力源はだいじょうぶなんだろうか?


「クララ、アイアンゴーレムはどんな仕組みで動いているんだ?」

「アイアンゴーレムは一度起動すると解除するまでは最初に作った材質のまま大気中の魔素を取り込んでその魔素を燃料にして起動し続けます。

それとゴーレムは魔物を倒すと倒した分格が上がり強くなります」


え?

いまとんでもない事をクララはシレっと言ったきがするんだけど・・・

それってヤバいんじゃね?


つづく・・・

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