第275話 275.真夜中お約束の突撃事情

<真也>


俺はギルドマスターと新ギルド構想についてギルド本部で語り合った後、アリシャ、麗香、クララを引き連れて王城に帰って来るとメイドさんが

「アリシャ様そして皆様お帰りなさいませ。お食事のご準備が出来ております。ヘンリー国王様もエリザベス王妃様、グレース様、ルイス様全員お食事をされていますのでご一緒に御食事をされてください。エリザベス王妃様とグレース様が真也様はまだか、まだかと真也様と凄くお会いしたいご様子でしたですよ?」


と意味深に微笑んでくる。

「お母様もグレースも真也にベタ惚れなんだから~」

とぷりぷりと呆れた風にアリシャは言ってるけれど・・・


すこし嬉しそうなのは何故だ?


『エリザベス王妃とグレース第二王女が俺を認めてくれているから?』


確かにエリザベス王妃とアリシャの妹は俺に対して凄く優しい?

って言うよりは貞操の危機を感じるんだが・・

気のせいなのか?


いや、きっとジャクソン家のクーデターから助けた事で恩を感じているのとアリシャの伴侶として優しくしてくれているんだよ?な?


誰かそうだと言ってくれ~~!!


俺達はメイドさんに付いてゆくと豪華な両開きのドアがある部屋の前まできて

「アリシャ様、真也様、麗香様、クララ様をお連れしました」

そう言うと


両開きのドアが内に向かって開かれた。

扉の両脇にはメイドさんが1人づつ付いているから2人がドアを開けてくれたんだろう


部屋の中を見て

『滅茶滅茶広いぞ!!』


奥行き30メートル

横幅10メートル


そんな部屋の中央に大きなテーブルが縦長に配列されて

一番奥に

ヘンリー国王

エリザベス王妃

が並んで座って食事をしていて

其の脇にグレースと将来のリトリア王国国王となるだろうルイス第一王子が食事をしていた


うをぉ~こんなだだっ広い部屋に4人だけで食事ってすげ~~

正に映画の中で見た中世のお城の風景そのまんまじゃん

それをリアルで見るとは思わなかったぜ


それに一人一人にメイドさんが1人付いて給仕してるって信じられねぇ~



「ヘンリー国王様、エリザベス王妃様ご無沙汰しております」

俺は何を言って良いのか解らず一応差しさわりの無い言葉をかけると

「もうアリシャの婿殿なのだ。そんなに気を使わないでいいぞ」

「そうですよ真也。貴方はもう私達の家族なのですから気兼ねなんてしちゃだめですよ」

「そうです未来の旦那様~」

「兄上気兼ねなどせずに食事にしましょう」


きさくに声を掛けてくれて嬉しんだが・・

グレースの未来の旦那様って?


怖くて聞けねぇ~~


俺達も案内されるままに席に付くと、即時にメイドさんが食事を運んでくれる。


『落ち着かね~~』


めっちゃ可愛い金色の髪の美少女に後ろに付かれて給仕されながら食べるなんて・・


喉を通らねえじゃん

もうドキドキして、食べた気になれない・・

それに緊張しすぎて味も全然解らないんだが・・


・・・・


・・・・


緊張しすぎて何を食べたかも解らないままに、寝室に入りベッドにダイブ!!

疲れがどっと出たのか・・


そのまま意識が薄れてゆく俺・・


・・・


・・・




皆が寝静まった深夜・・




「あらあら~眠るのは早いですわよ。夜は長いのですから楽しみましょうね」

「真也様~ご奉仕しますわ~」

そう言って真也の眠るベッドに上がり込む2つの影・・・


そして


「ぶちゅ~~~~」


っと真也にディープキスをしながら真也の下半身に手を滑り込ませてゆく


・・・


「ぐへへへぇ~何という爆乳じゃ~~凄いぞ~凄い乳じゃ~」


そう言って手を伸ばす真也?


それに気が付いたエリザベス王妃が



「汚い妖気が真也から漏れてます。直ぐに真也からグレース離れなさい」


そう言った瞬間!!


「バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ~~」


っと極大の電撃が真也に対して放たれた。


「ギャギャギャギャギャギャギャギャ・グホッ・グギャーーー諦めんぞ~~クソが~!!」


そう悪態をついた瞬間力尽きた真也?(モノリスの人格)だった。


つづく・・・

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