第267話 267.最新鋭の高性能ボディーに乗り換えたのか

<真也>


俺は空間庫から出してしまった衝撃的な物を見た瞬間


「うふぉふぉふぉふぉふぉふぉ~~なんと~ジェニーではないか~良い長めじゃの~そう言えば楽しんでいる途中で眠たくなって亜空間に収納したままだったわい!!久しぶりに楽しもうぞ~~」


「くそ~また出てきやがった。エロ爺~~が~~勝手に出てくんじゃね~~クララ殺れヤレ


俺がそう言った瞬間

『バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ~~』

盛大な電撃が辺り一面に放電される

「ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガーーーーワシハ・・アキラメン・・ゾーー」


エロ爺の叫び声共に俺の意識は刈り取られた・・・


・・・・・


・・・・・


あ~あったかいな

俺はまたクララの電撃で気絶していた・・みたいだな・・

またクララに膝枕でもされてるんだろう

エロ爺の奴、エロい物を見たら直ぐに反応しやがって!!


エロ爺も何回やられても懲りない奴だぜ・・

勘弁してくれよ~


俺の意識が戻るに従って重い瞼をゆっくりと開けると・・・・


今さっきまで全裸であらぬ所にエロい物を入れられ快感に痙攣していた女性がクララの着ていたメイド服を纏って、俺を膝枕したまま俺を見つめていた。



俺はてっきりクララに膝枕されていると思って安心して目を開いてみれば


「あんたは・・・エロ爺にジェニーって呼ばれていた女性だよな?」

と恐る恐る聞いてみる


「私はクララです。エロ爺がエロい目的で作成したジェニーですがクララだった前の体よりも5世代くらい進化した完全流体金属で出来た最新型の機体みたいです。高性能な機体だった為ジェニーの情報をクララの情報にデータ保管共有しましたので、この機体の中身はクララです」


これがクララだっていう事は・・

と思い辺りを見回すと・・


少し離れた所に全裸のクララの体が横たわっていた

動いていないからスリープモードとかか?


おお~最新鋭の高性能ボディーに乗り換えたのか

便利だと言えば便利だけど、モノリスみたいなエロ爺みたいな禄でもない人格が出てきてるからな~問題起きなければ良いんだが・・・


「じゃ~お前の事は何て呼べば良いんだ?」


誰だってそう思うよな?

モノリスの作ったアンドロイドのジェニー

だけど中身はクララなんだ


『今まで通りクララって呼んだら、今までのボディーはなんて呼べば良いのか迷うのは当然だよな』


俺の問いにジェニーだった俺を膝枕した女性?は


「マスターこの機体はクララとお呼びください。今までの機体なのですが麗香と入れ替えたいと思うのですがどうでしょうか?」


ととんでもない事を言った

何故そこで麗香が出て来るんだ?

クララ?から麗香の名前が突然出て来た意味が解らない・・


「最近の麗香は仕事をしていても、寂しそうな表情をしているのです。麗香もアリシャみたいに本当は好きな人の傍にずっと居た居んじゃないかと思うんです。

それに今日麗香の能力を狙って麗香を誘拐しようと裏組織が動き出して麗香が何時襲われても不思議じゃない状況になっています。


今後の麗香の安全の為にも、私の元の機体を使って向こうの世界で麗香の代わりをさせたいと思うのですがどうでしょうか?」


「それも良いな!!帰って麗香に聞いてみて麗香もこっちに合流したいって言ったらそれでいこう」

「では一旦私の元も機体をマスターの空間庫に格納して頂けますか?」


ジェニーだった女性が突然私はクララだと言われても、違和感有り過ぎなんだが・・


『エロ爺の作ったアンドロイドって全部あり得ないくらいの美少女ばかりなんだが、モノリス・ストレイアって美少女趣味だったのか?』


俺としても美少女の方が嬉しい事は嬉しいんだが、こうやって膝枕されたままクララとは違うこんな美少女に上から覗き込まれるとどうしても意識してドキドキしてしまう。


つづく・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る