第266話 266.モノリス・ストレイアはやっぱりエロ爺だった

<真也>


『開け!!』


そう念じた瞬間!!


「うわぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」



俺の頭の中に一気に色んな情報が流れ込んで来て

その激痛に頭がどうにかなりそうに

「頭が~~・・」

「ぐわ~~」



俺死じゃうのか?

開けちゃいけないパンドラの箱・・だったのか?

・・・


「マスター!!」

そんな声と共に俺は柔らかな物に包まれる感覚に俺の意識は途絶えた・・・



・・・・・


・・・・・


・・・・・


・・・・・


ううう~気分わりぃ~~


頭がガンガンする~~


今までで一番最悪な気分だぜ・・・・



あ~~動きたくねぇ~

指一本動かす気力も無いんだが


・・・・


・・・・


「マ・・」




「マ・・」



な?


「マ・・・タ・・」




誰か俺を呼んでいるのか?




「マ・ス・・タ・・」



マ・ス・タ?

マスタ?

マスターって呼ぶのはクララ?


俺の意識は少しづつ・・


クリアーに


次第に思い出す出来事


俺は・・


「マスター大丈夫ですか?何が有ったのですか?」


クララが心配してくれている?

そうか・・

俺はモノリス・ストレイアの異物


『亜空間庫』



を探していたんだ・・った・・か・・

瞼を開けると心配そうに俺を抱き締めて覗き込んできているクララの姿が視界に入る


「もう大丈夫だ。クララ心配かけてすまない」


「マスターが急に苦しみだして、氷柱の上から落ちて来た時にはビックリしました」

「あ~俺はあの上から落ちてクララクララが受け止めてくれたんだ」

「エロ爺の亜空間庫にトラップでも仕掛けられていたのですか?」

そう言ってクララは心配そうに俺の顔を覗き込んでくる


「いや、それは無いので安心してくれ。エロ爺の亜空間庫に物凄い量の品物が格納されていたみたいで、亜空間庫を開けた途端にその情報が一気に流れ込んできてしまって俺の脳が耐えられなかったみたいだ。エロ爺の亜空間庫の品物はこのままでも良いのかな?」


「エロ爺が消滅してから1000年以上経っていますからもしもの事を考えて一度マスターの空間庫に格納した方が良いでしょう。一度閉じるともしかしたら消滅するかもしれません」


「そうかじゃ俺の空間庫に一度格納しよう」




『空間移動!!』



俺は開いたままのエロ爺の亜空間庫から俺の空間庫に全品移動!!

「何でこんなにもエロ爺貯め込んでるんだよ」

俺はエロ爺の亜空間庫に貯め込んだ物品の多さに思わずため息が出る。

移動を行った後、エロ爺の亜空間庫を


『閉じろ!!』


と念じると空になった亜空間庫が消滅?

変な感じがしたので


再度


『開け!!』


と念じてみたが?


何も開く気配が無い!!


『開け!!』


・・・


『開け!!』


・・・


「クララエロ爺の亜空間庫を閉じた時、変な感じだったんで再度開こうとしたんだが開く事が出来ないんだ」


「多分ですがエロ爺が消滅した事でエロ爺の作った亜空間庫が不安定になっていたのでしょう。完全に消滅してしまったのかもしれませんね。危機一髪でしたねマスター」


「クララの言った事が本当になるとは思わなかったな」

「結果オーライですねマスター、所でどんな物が入っているんですか?」


俺はクララに聞かれたので空間庫に移動した物品を見ると・・・


「えっと・・

宇宙船だけで1000機以上

飛行艇も1万以上

自動車みたいなのが100万台以上

家も・・

工場や機械も数えきれない

小麦や肉や果物や・・

物凄い量の鉱石

物凄い量の金

物凄い量の宝石


・・・


何でも有りだな

よくこんなにも貯め込んだものだな


他にも色んな物がめちゃめちゃ有るんだが・・


あ・・


クララ・・アンドロイドかな?全裸の女性が100万以上入ってるんだが・・」


そう言うとクララが

「それ1体だけ出す事出来ますか?」


って俺の体を激しく揺すりながら迫力の表情で俺に行ってくる


『怖いぞクララ・・』


俺は100万体以上格納されている全裸の女性1体を空間庫から排出すると・・・


金色のストレートの腰まで届くような髪・大きな青色の瞳・通った鼻筋・小さな桜色のくちびる・そして大きくもなく小さくも無いⅮカップくらいの双丘・そして真っ白な肌


もう完璧と言って良い体型に容姿


ただ異質なのは女性の大事な所に何か異物が?


そして


「あ~ん・あん・・・・あん~~~~~」


と悩ましい声を上げて痙攣していた事だ。

俺はそれを見て思わず


「クソ!!モノリス・ストレイアはやっぱりエロ爺だったか~!!」


そう叫んでしまっていた。


つづく・・・

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