第264話 264.モノリス・ストレイアの亜空間庫どうやって探せば良い?
<真也>
真っ白な世界・・・
何処までも遠く
真っ白な影一つない
此れが本当に何も無いって言うのだろう
俺は・・・?
どうしたのだろう?
ふわふわで柔らかい何かに包まれているような感覚?
その感覚に急に意識が引き戻されてゆく俺
目を開けると、俺の目の前に2つの柔らかな双丘が視界に入る
どうも
クララに膝枕されたままクララが俺の体に覆いかぶさって?
あ~多分
『クララが回復魔法を掛けてくれていた?』
俺はクララの2つの双丘の間から
「クララ俺はどの位気を失って居た?」
と思わず聞いてしまっていた
1日とか2日とか3日なんて答えが返ってくるのが怖かったからだ
「マスター1分位です」
クララのその言葉に張りつめていた気持ちが一気に解れた
「クララ気のせいなのかもしれないが、最近モノリスの人格が顕現する度合いが多くなってる気がするんだが、クララはどう感じる?」
エロい状況に遭遇した時、モノリスの人格が浮上してくる確率が多いように感じる。
そして!!
『モノリスの人格が浮上する度合いが最近頻繁になってきている感じだ』
「エロ爺の人格が今現状の状況を分析している最中だと思われます。マスターの人格を消滅させられる前にエロ爺の人格を消滅させないといけません。
マスターは私がお守り致しますご安心ください」
そう言ってクララは
『ちゅっ』
っと俺のくちびるにクララのくちびるを一瞬重ね、くちにるを放すと満面の笑顔で俺に微笑んでくる。
その笑顔に
『ドクン』
っと俺の心臓が痛い位に反応する
また・・ヤバいぞ!!
俺は意識を切り替えて
「クララだいぶ薄暗くなってきた。モノリスの亜空間庫はどうやって探せば良いんだ?」
そう俺にはモノリスの亜空間庫をどうやって探せば良いのか解らない
「エロ爺の収納に使っていた収納はエロ爺の作った亜空間その物です。
エロ爺が消滅しても一度作った亜空間は本人が消滅させない限り消滅しません。エロ爺の作った亜空間はエロ爺の肉体と重なるように存在していました。
なので最終エロ爺がスライムに溶かされただろう場所辺りに亜空間の入り口が残っているはずです。亜空間の場所にマスターの体が重なるとマスターの体の中に取り込んだナノマシーンが共鳴してエロ爺の亜空間庫を開ける事が出来るはずです」
「じゃ~エロ爺の消滅した場所を確定させなきゃいけないって事か」
「そういう事になりますね」
「やってみるしかないって事か・・」
「エロ爺の亜空間庫は宝の山ですよ」
「クララ俺をその気にさせるのが上手いな」
「うふっ~私はマスターの奥さんですから」
う・・何気に奥さんってアピールしてきてるぞ・・
「じゃ~早速取り掛かろう」
「はいマスター」
つづく・・・
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