第261話 261.『絶対にエロエロなうふふむふふな発明品を作って楽しんでいたハズ!!』
<真也>
クララの話で一気にナストレーア王国の国防も何とかなりそうな予感
モノリス・ストレイアが宇宙船から出てこの異世界で弟子を次々に育て続けていた間モノリス・ストレイアは色々な物を作って、自分の亜空間庫に格納していたみたいだ。
クララとモノリスは『情報の齟齬を共有補完』する為、すべての記憶を相互にコピーしていたハズだが、時々宇宙船に帰って『情報の齟齬を共有補完』していたが、クララの知らない魔道具を時々使用していたらしい。
って事はモノリス・ストレイアは自分に都合の悪い情報をクララと共有補完していなかったっぽい!!
なのでクララに見られて不味い色々な物がモノリスの亜空間庫に残っている可能性が有る!!
あのエロ爺の事だ!!
『絶対にエロエロなうふふむふふな発明品を作って楽しんでいたハズ!!』
しかし・・
有る意味モノリス・ストレイアの性癖で作った発明品・・
開けて見るのが怖い気もするが・・
兎に角、ゴーレムについては、エロ爺の亜空間倉庫からクララの知らないゴーレムを出して、ゴーレムの試作品を動かしているのをクララが見た事有るという事だからエロ爺の亜空間庫さえ見つかれば何とかなりそうだ。
ギルドマスターのラグアシェルから、ナストレーア王国の国防事情の話を聞いて一応の対策案は決まった。
まずはモノリス・ストレイアの残した亜空間庫を探すのが先決なので、ナストレーア王国のアンドリュー国王に会いに行くのは再度連絡をするという事にしてもらった。
まずは!!
『黒の森のスライムが居た場所!!』
俺達はリトリア王国ギルド本部を一旦後にして、『不思議の国のアリス』の館を目指す。
『不思議の国のアリス』の敷地に近づくに従って凄い人混みになってきている。
麗香が辺りを見回しながら
「私達がこっちの世界に来た頃よりめちゃめちゃ人が増えて無い?」
と話しかけて来る
「確実にハンバーガーショップのせいですね。それに露店の数も半端ない感じですね」
アリシャもそう同調している
「近い内にこの辺一帯を再開発した方が良いかもしれないな」
「そう言えば、ジャクソン家の魔導士達の為に魔導士団長グラノラの物言いで作られた魔法専用の凄~く広い訓練場が王都の中に何箇所か有るんです。そこに朝市とか出来る市場を作ったらどうでしょう?」
突然のアリシャからの提案
魔導士専用訓練場がこの王都に何箇所も有る?
魔導士達?いやジャクソン家はどんだけ好き勝手してたんだよ!!
考えるだけで怒りが込み上げて来るぜ
「朝市か~それ良いな~アリシャ魔導士の訓練場を王都の再開発に使えるか王様か王妃様に聞いてもらえないか」
「使えるとは思いますが、お母様に今から相談に行ってみます。麗香私と一緒に王城にきていただけますか?」
「え?私も王城に行くの?」
「だって私一人じゃ寂しいじゃないですか!!結婚式の事も有るから麗香も一緒じゃないと困るのよ」
「え?・・えええ~解ったわ。私もアリシャと一緒に王城に行くわ。そういう訳でエロ爺の亜空間庫捜しはクララと真也でお願い・・・」
おい!!
麗香が喋り終えない間にアリシャに麗香連れていかれたぞ!!
それに!!
何か不穏な言葉が聞こえたんだが・・
『結婚式?』
麗香はアリシャに引っ張られながら、王城に入っていってしまった。
俺に聞かせたく無かった?
まさか?
今のままズルズルしていると、『不思議の国のアリス』の女性がどんどん増えて俺にちょっかいを出そうという物が現れそうだから、既成事実を先に作ってしまおうという魂胆なのか?
そういや・・
麗香との同棲している形にはなっているが・・
地球の世界でも麗香と結婚式上げて無いもんな・・
アリシャが麗香を連れて行ったって事は・・
うをぉ~
『異世界で結婚式アリシャと麗香でやっちゃう?』
俺まだ覚悟出来ていないんだけど・・
いかんいかん!!
今はエロ爺の亜空間庫の事だけ考えよう
「うふふっマスター速く行きますよ~」
俺の方はクララに手を引かれ『黒の森のスライムが居た場所』に転移する為に『不思議の国のアリス』に引っ張られてゆくのであった。
つづく・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます