第253話 253.それはそれで違う方向に性癖が向かったら不味い!!!

<真也>


アリシャに急かせかされて、アリシャが解こうとしている女性を縛っている縄を俺も解こうと挑戦しているが・・


「何なんだよこの縛り方、ななかか解けねえ~じゃん」

「でしょでしょ。なんで男ってこうも雑なのかな」

アリシャ此れって雑って問題じゃ無いんじゃ?

少しは緊縛の仕方覚えておけば良かったかも・・イヤ!!イヤ!!それはそれで違う方向に性癖が向かったら不味い!!!


う・変な事考えてた・・

意識を戻すと縛られてる女性と視線があった!!

『おい!!なんでそんなうるんだ瞳で顔を真っ赤に染めたまま俺を見る!!』

意識するな俺!!

平常心だ!!


平常心!!


平常心!!


・・・


・・・

やっぱ・・男に見られるのは恥ずかしいよな・・



刃物で縄を切るっていう手も有るけど・・

『間違って女性の腕とか切ったら不味いし・・』


かといって、このまま解いてたら時間がかかって埒が明かねえ・・

何か?


簡単な方法とか無いのか?


「真也手が止まってるわよ」

あちゃ~アリシャに怒られちまった


あ・・

『収納?』


使えるんでね?

縛られている女性だけ空間庫に収納して再度取り出す簡単お仕事!!


『おお~俺って天才?』


「アリシャ一旦解くの止めて其処から離れてくれ!!『空間庫』機能が使えるか試してみたい!!上手くゆけば一旦女性だけ空間収納して再度排出する事で手早く救出できそうだ」


アリシャは俺の言葉に汗を拭きながら

「あ~それ出来たら良いわね。解った直ぐに離れるね」

そうって縛られた女性から一旦距離を取ってくれる・


俺は!!


エックス型の木に縛り付けられた女性に集中し


『空間庫収納』


をイメージ

その瞬間

縛られていた女性だけが消える

そして格納した女性をイメージし


『空間庫排出』


を念じると

俺とアリシャの前に全裸の女性が縛られていた体制のまま出現!!


「きゃっ」


突然に俺達の前で縛られたままの体制で現れた女性は可愛い悲鳴を上げたまま支えを無くして倒れ込んでくる瞬間、俺は回り込んで倒れて来る女性の体を抱き抱えた。



抱き抱えた瞬間


俺の体に感じる柔らかい女性の体の感覚


う・・


反応するんじゃね~~俺のピー!!

平常心だ!!


平常心!!


平常心!!


このままじゃヤバい!!

「アリシャこの女性を頼む!!」

そう言ってモノリス・ストレイアの意識が才覚する前にアリシャに女性を預ける


そして

ワンピース、ブラウス、白いニーハイソックス、靴、フリフリエプロン、うさ耳カチューシャ等の不思議の国のアリスちゃんセットに下着セットを縛られている人数分空間庫から排出し


「アリシャ服と下着を出したからそれに着替えさせてくれないか」


ってお願い。


「りょうかい~~私が彼女らを着替えさえるから真也はこの調子で全員解放して行って」


そう言って早速全裸の女性に下着を差し出して着け方を教え始めてる。

俺は次々に縛られている女性達を空間庫経由で助け出し、アリシャの前に座らせてゆく。

ここに縛られていた女性は全部で20人


俺は縛られていた女性達を空間倉庫経由で助け出した後、この部屋にいた山賊達の手足に手錠をかけてゆく。


『使い道が有るだろうとジュエリージュエリーのオーナー佐竹さんに大量に貰っておいた手錠が早速役立った』


佐竹さんって何者?

そうきくと何時も

「しがないジュエリー店の老いぼれ爺でございますよ」

って答えて来るんだよな~



つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る