第251話 251.山賊のアジトの攻防

<真也>


アリシャが襲われている全裸の女性を放っておけず、男達を光の矢の過剰攻撃で爆散させてしまった事により血まみれになった全裸の女性達が悲鳴を上げた為、建物の中に居る盗賊達が騒ぎ出しているよう・・


『マズイぞ!!』


出来れば一網打尽にしたいが・・

捕らわれた人達も居るだろう・・


迷っている暇は無い!!

室内に捕らわれた女性達が居れば可哀そうだが・・




「アリシャ戦闘は避けられそうにない。

あの全裸の女性4人は俺の空間庫に一旦格納した後、上空からあの砦に行動不能な位の電撃で攻撃攻撃するから結界は張ったままにしてくれ。

電撃攻撃後一気に砦に突っ込むぞ」


俺はそう言って全裸の女性4人を空間庫に格納した瞬間、上空に舞い上がり



「バリバリバリーーー」


っと行動不能な位のサンダー攻撃

俺は上空から一気に砦の中に

アリシャは湖の上を飛んで砦の入り口から砦の中に同時に突っ込んだ。


「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」

「シュッ」


「ドーン」

「ドーン」

「ドーン」

「ドーン」

「ドーン」

「ドーン」

「ドーン」

「ドーン」

砦の中に突入した瞬間俺達を弓矢の矢と火球の攻撃が怒涛のように撃ち込まれ


「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」

「カンッ」


「ボンッ」

「ボンッ」

「ボンッ」

「ボンッ」

「ボンッ」

「ボンッ」

「ボンッ」

「ボンッ」


っと結界に阻まれた弓矢が弾かれ、火球が結界に当たって爆発炎上

「ざま~見やがれ!!」

「俺達にかかればこんなもんよ」

「アジトに特攻してくるとはいい度胸だ!!でも残念だったなそれは想定済みだぜ!!」

奴らも魔法攻撃に備えて魔導結界らしきものを張ってたか


人質に配慮し威力を下げたのは悪手だった

想定外だがしょうがない


爆炎の向こうから山賊達の勝ち誇った声が聞こえて来るがそのまま突っ込む


『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』

『ズドーーン』



「ぐえっ」

「ぐへっ」

「ぶふぉっ」

「くをっ」


一気に10人程の山賊の体が結界に弾き飛ばされて数十人を巻き込んで転倒

爆炎を抜けた小屋の前には既に40人とかくの盗賊の姿が!!


そして一気に剣を抜いて切りかかって来る盗賊達


『乱戦?』


奥からまだまだワラワラと盗賊達が沸いて来る

でも・・

俺達は結界を張っている為に魔法攻撃も剣で切る事も出来ない


『ストレスが半端ねぇ~!!』


見た目丸腰

剣で襲ってくる男達を丸腰で迎え撃つには精神衛生上非常に宜しくない

出来るのは・・


『結界を張ったまま体当たり』


『ドンッ』

『ドンッ』

『ドンッ』

『ドンッ』

『ドンッ』

『ドンッ』

・・・


「ぐえっ」

「ぐへっ」

「ぶふぉっ」

「くをっ」

・・・


スピードを上げてぶつかって吹き飛ばす!!

『敵が多い時は結界での体当たり滅茶滅茶ストレス溜まるぞ・・』

俺は山賊の体を体当たりで吹き飛ばしながらため息を付いてると


「ギャーーー」

「ぶぎゃ」

「ぐをぅ」

「ふげっ」

「ぐぎゃー」


俺の目の前の山賊達が手足から血を噴き出し吹き飛んで行く。

アリシャが結界を変形させ、槍のように山賊の手足を貫いてゆく。


あ~しっかり忘れてたぜ・・

結界を変形させて攻撃出来たんだった。


うをぉ~これじゃ~俺って脳筋バカみたいじゃんよ


『ドーーン』

『ドーーン』

突然の爆炎

そして

「ぎゃーー」

「助けてくれー」

「ぐぎゃー」

「ギャー」

俺達の周りの火だるまになった山賊の悲鳴


突然火球の攻撃が俺達の結界に当たり周りの山賊達を巻き込んで爆炎を上げたのだ

『なんだなんだ~』

仲間無視で火球攻撃って有りなのか?

自分だけ生き残れば良いって奴が居るのか?


つづく・・・

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