第244話 244.これがおやつ効果というやつか!!

<真也>


この世界の銀貨と呼ばれる貨幣は2つ

一つは皆が銀貨と呼んでいるのは1枚直径1㎝位の小銀貨

もう一つが大銀貨と呼ばれる直径3㎝位の銀で出来た貨幣

小銀貨が日本円に換算して1,000円

大銀貨が日本円に換算して一万円


100円均一なんかである程度の物が揃ってしまう日本の感覚で値付けしてしまった為にめちゃめちゃ売れて大変な事になってしまった。



『100円均一みたいな感覚で1000円均一よろしく小銀貨1枚ワンコインで買える雑貨って良いんでね?』


なんて簡単な気持ちで決めちゃったのがいけなかったのか・・

可愛い取っ手が付いた陶器のコップなんか飛ぶように売れてゆく

1人10個とか平気で買ってゆくんだがお土産にでもするつもりなのか?



おお~何か皆慣れて来たのか滅茶滅茶スムーズにお客さん捌いてるぞ!!

『皆能力高いんじゃね?』

陶器やガラスコップをお客さんが持ってくると

商品を受け取る係

商品をプチプチの梱包材で包んでセロテープで止めて梱包する係

梱包した商品を紙バックに入れて渡す係

お金を貰う係

そんな感じで班分けが自動的に出来ている

お客さんが商品を持ってきてお持ち帰りまで10秒って早過ぎね?


皆優秀過ぎ~~


って何気に皆俺にスキンシップで触ってきたり、体を寄せて着たり、扱ける振りをして俺に抱き着いたりアリシャやクララの目を盗んで?美味い事やってる?


『これってハニートラップ?』


気づかれたら何言われるか解ったもんじゃない!!


平常心だ!!

平常心~平常心~反応するんじゃ無いぞ~~俺のピー~~


それにしても凄いよな~うさ耳を付けた滅茶滅茶美少女のアリスちゃんばかり

女性だけで総勢230人


『此処は女の園・・・だな・・』


雑貨屋の建物の方も並んでいたお客さんの列が無くなってるな!!

こっちのお客さんの待合の行列は無くなってる


『やっぱ出来る人間が居ると全然違うな・・俺一人じゃどんなに頑張ってもこうはいかないよな』


あ・・チェルシーが雑貨屋の建物からこっちに走ってきてる?

向こうの雑貨屋の方を手伝ってたのか?


チェルシーが俺の所まで歩いて来ると

「ご主人様向こうの雑貨屋の方もやっと落ち着きました。私頑張りましたご主人様~」

っとG報告してくれる

褒めて褒めてオーラ全開?ぽいよな


「チェルシーありがとう助かったよ」


っていって頭を撫でてやると


「えへへぇ~~」


ってデレデレの笑顔をむけてくるチェルシー

板チョコでも褒美に配っておこうか


「チェルシーこれは俺からのお礼だ受け取ってくれ」


って板チョコを渡しておく

この世界ってお菓子さえ殆ど無いもんな~


「ありゅがちょう~~ごじゃいましゅ~~~だんにゃさま~~」


おい!!


チェルシー!!


お前呂律が回って無いぞ!!

興奮しすぎておかしくなったか?


傍に居た皆も羨ましそうに見ている?

「皆も仕事終わったら配ってやるから兎に角今はガンバレ!!」


「「「「「ハイガンバリマス」」」」」


おお~全然やる気が違うじゃん!!

もう動きからして滅茶滅茶素早いじゃん!!

此れが


『おやつ効果か!!』


つづく・・・

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