第236話 236.アンドロイドの名前は?



<麗香>

私とアリシャが結婚問題について話し合っていると突然に人の気配が!!

異世界で魔獣を狩って感覚が鋭くなっているせいなのか気配が解るようになっている?


それとも?


気のせい?


ラノベの世界じゃ



『気配感知?』



って言われてるっぽいけれど・・・

感覚としては、何か胸騒ぎににた感覚?

言葉にしようとすると難しい


気配のした窓際に視線を向けると・・・


気配のした窓際に3人の姿が!!


『気のせいなんかじゃなかった!!』


真也と、クララと、あと一人真也と同じくらいの背丈の金色のストレートの長い髪、そして薄青色の女性が窓際に居た


金色の髪の女性が多分言っていたアンドロイド

「真也その女性が言っていたアンドロイド?名前はなんて呼べばいい?」

私は直ぐに確認したのだけれど・・・


「あ・?」


っと真也が何か不味そうな表情をした。

まさか?

名前考えて無かった?


「まさか名前決めて無かった?とかじゃ無いわよね?」


「えへへ~ご名答~」

「何威張って言ってるのよ!!少しは反省してますって感じ出せないのかな?」

名前も決めてないなんてロボットでも可哀そうじゃない!!


「急いでたから・・ゴメン」

「それは私に謝るんじゃなくてそのアンドロイドの女性に言ってあげたら?」

私がそういうと

馬鹿正直に

アンドロイドの方に向かって

「名前も決めてなくってごめんな」


って頭を下げると

「マスターの謝罪を受け入れます。マスターご褒美に早速子作り致しましょう」

そう言った瞬間にアンドロイドは真也の手を握ってきている。


「ダメー」

「ダメー」

「ダメー」

私とアリシャとクララが一斉に叫んでしまう。

「やっぱりモノリスの作成したプログラムに問題が有るわね」

「流石モノリス作ですわ」

「エロ爺の思考操作がまだ生きているみたいね、調整しておきます」


どう転んでもエロ爺の奴はエロい事に関しても悪知恵を働かせて自分の都合の良いように動くようにしてたみたいね。


「少々お待ちください。貞操観念を持つように修正しましょう」


クララがそう言って連れて来たアンドロイドの女性の前に立ってアンドロイドと視線を合わせた瞬間クララの瞳からアンドロイドの瞳に光が走り通信?を開始したみたい。


アンドロイドはクララとは少し違う感じの容姿

やっぱりモノリス・ストレイアの好みなの?

それとも異世界の女性の美しさのレベルが違う為なの?


うう~このアンドロイドの美しさを見ていると嫉妬しちゃって思わず真也の傍まで歩いて行って真也の手を・・掴んでしまってた私


数分後

「お待たせしました。モノリス・ストレイアの施したモノリスストレイアに都合の良いプログラムは改変致しました」


とクララが私達に告げてきた。

「このアンドロイドさんどう呼べば良いのかな?」

私は再度確認する


「真也はなにかいい名前思いついた?」


「急に言われてもな~」

真也は困った表情で頭をかいているけど・・

「悪いと思ったら真也考えてあげなさいよね!!」

「女の子の名前何て急に思いつかないんだよ。そういう麗香は何か有るのかよ?」


え?

私にそれを振るの?

思いつかないなんて言って、何か言われるのもしゃくだしな~


名前?

名前?


名前ね~~

あのアンドロイドの髪の毛・・お月様に照らされた時のように淡く金色に輝いている?


月の光・・


ムーンライト?

それじゃ~人の名前じゃないし・・


容姿も女神様のように綺麗だし!!


『月の女神?』


ラテン語で・・・


『ルーナ』


って呼んでたっけ?


「じゃ彼女は月の女神みたいな容姿だから『ルーナ』ってどう?」


私がそう言うと一斉にアンドロイドの女性を見て


「良いね~」

「ピッタリですわ」

「似合ってますね」


その言葉に反応した真也は


「じゃ~君は今日から『ルーナ』、よろしくなルーナ」


ってアンドロイドの女性に手を差し伸べた。



つづく・・・

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