第234話 234.魔法技術
<麗香>
私とアリシャ、クララ、そして真也とで食事をしながら佐竹さんの安全確保について話していたら職場に行く時間ギリギリになってしまってた私達。
流石にゴーレムは無いわよね~
この地球上の現代社会ででゴーレムなんて連れて歩いてたらい大騒ぎになっちゃうものね
なのでゴーレム案はボツ決定
でも40万人のナストレーア王国軍の消失とオールデス家の起こしたクーデターによって大幅な戦力ダウンとなったナストレーア王国の国防にゴーレムを使えばってアリシャが提案してくれて、ナストレーア王国の人達と相談するって話になった。
アリシャもリトリア王国でもゴーレム使おうかしらなんて話してたから、もしかしたらリトリア王国とナストレーア王国はゴーレム軍団が出来るかもしれない。
でも
ゴーレムなんて
『めちゃめちゃ不思議よね~』
この地球上に住んでいたら絶対にお目にかかれない代物だもの
どういう仕組みで動くのかさえ解らないもの
クララが説明してくれるにはネオキャニア銀河のナスタルジア星で起こった核戦争により絶滅しようとしていた星が突然生み出した魔素
その星が生み出した魔素は非常に変化しやすい物質?エネルギー?だったらしいの
ナスタルジア星のジェードの人々は突然使えるようになったその不思議な力に戸惑いながらもその力を使いながら核戦争後の荒廃した世界を生き抜いていたみたい。
魔素を変化させるのは思念の強さと集中力
どうしても人によって格差が生じる
ある人はパンを作る魔法しか出来ない
ある人は建物を建てる魔法しか出来ない
ある人は水を生み出す事しか出来ない
核戦争後に自然発生した魔法とはそんな物だった
そんな色々な魔法が使える人達が集まって核戦争後の荒廃したナスタルジア星のジェードから近代科学に替わって魔法を使った魔法都市がナスタルジア星全土に広がっていった。
ナスタルジア星の人間も魔法が何故使えるのかという根源にはたどり着けないでいた
そんな中モノリス・ストレイアは
『魔法の根源は魔素。その魔素は人の思念により簡単に変化し望む現象や望む形に変化する。』
その魔法の本質を解明
そして画期的な物を生み出した。
それは魔法を補助するナノマシーンの開発
『欲しい魔法の性能をナノマシーンに記憶させカプセル型の飲み薬として経口摂取させ体の中に入ったナノマシーンが自立で人間の脳に癒着し欲しい魔法を発動出来るようにする』
つまり
『発動したい魔法の販売』
モノリス・ストレイアはこれにより莫大な富を得たが、モノリス・ストレイアとしては魔法技術の進歩よりも核戦争で破壊されたが核技術の再興をしたかったみたい・・・・
そうそうゴーレムよね
魔法には2つの方法が有って
①『魔法陣を使って魔法を発動する方法』
と
②『個人の意思で自由に魔法を発動する方法』
この2つが有るらしいわ
モノリス・ストレイアはエロ爺で女癖が悪い最悪の奴だったけれど、科学技術や魔法技術にかんしては天才だった。
モノリス・ストレイアは亜空間に魔法処理AIシステム、いうなれば仮想魔法AIコンピューターシステムを作成し、魔法陣を起動する事によりその亜空間に存在する仮想魔法AIコンピューターシステムにアクセスし魔法を発動させるシステムを作成した。
ゴーレムはその魔法陣と概念魔法の付与という①『魔法陣を使って魔法を発動する方法』と②『個人の意思で自由に魔法を発動する方法』の2つの魔法を合成したハイブリットシステム
モノリス・ストレイアの弟子達の中にもゴーレムを作成出来たらしいけれど魔法陣を刻む方法だけの為にゴーレムは1体だけしか作成出来ず、常にゴーレムを操らなければいけない。
言い換えれば
『糸の付いた操り人形』
みたいな感覚が一番しっくりする。
結局、佐竹さんの安全確保は・・・・
『異世界の宇宙船の中に格納している500体のアンドロイドの内の1体を起動させて佐竹さんの護衛兼秘書として付ける』
そう決まっちゃった・・・
それは・・
同時に・・
『嫁候補が一人増える!!』
何でこうなるかな~~
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます