第228話 228.3人共服を着ろ!!服を~~~~!!

<真也>


窓の外の明るさに気が付き目を開けると・・・


『はぁ~』


何で何時もこうなってるんだ?

そう思わずにはいられない!!

それに何で全員全裸なんだ?


だだっっぴろいベッドの中央に寝ている俺の両脇に全裸のアリシャと麗香

俺の上にはクララ・・・

クララは重力魔法を発動しているのか重さを感じない


『何で3人共俺のピーちゃんを握っているんだ?』


時間は・・

8月3日月曜日AM4:51分

あれからまだ2時間くらいしか眠って無い・・・

でも、気分は良いな!!


多分麗香とアリシャが回復魔法をかけてくれたんだろう。


『電撃食らわせて回復魔法で回復ってどんだけ鬼畜なんだ・・』

そりゃ~あのエロ爺に麗香とアリシャの体を触られるよりはマシだけどよ!!


今日から麗香は東〇大学病院勤務が始まるから食事の準備でもしてやらなきゃな・・

3人を起こさないようにゆっくりと移動っと・・


アンドロイドは眠らなくても大丈夫な筈なんだけど・・

モノリス・ストレイアの根っからの科学者魂により驚いたことに、クララは人間と同じように睡眠を取るのだ。


『限りなく人間に近づけたかった』

らしいが・・



クララ曰く

『アンドロイドが常時待機していると落ち着かん』

って理由でクララが睡眠中でも索敵機能だけ切り離されて制御されているらしい。


なのでベッドの下に散らばっている洋服や下着類を全部まとめてランドリーに入れてスイッチポン

俺の母親の母親は昭和の時代洗濯板を使って手で洗濯をしていたらしい。


俺達の世代はとてもじゃないが考えられないような生活だ。


あ~

そういや俺全裸だったな・・


『何か着なきゃな』


麗香とアリシャと居るとその内全裸生活にされちまいそうだぜ!!

整理ダンスから適当に服をチョイス


そしてキッチンに立ち、献立を考える。

何か久しぶりに味噌汁と卵焼きが食べたくなったな・・


食材を準備しようと冷蔵庫を開ける俺


『殆どが清涼飲料水とビール、酎ハイ、バター、チーズ類』


冷蔵庫の中を確認して思わず気が付いた俺!!


殆ど空間庫に居れてた事を思い出す

どうしても地球の生活をしていると、いつもの癖で冷蔵庫を見てしまうな。


お米を研いで炊飯器にセットしスイッチポン

その間に空間庫から卵、ニンジン、大根、味噌、etc・・・を取り出して味噌汁を作り

あと卵を割って卵焼きを焼く

最後の卵焼きの1枚を焼いていると・・


寝室の方で音がした。


3人が起きたみたいだな

卵焼きの匂いに刺激されたか、麗香、アリシャ、クララの3人がリビングに来たが・・



『何で3人共全裸なんだ!!』




「3人共服を着ろ!!服を~~~~!!」


俺は3人を見て思わず叫んだ!!


「うふふっ」

「私達の体どうですか~~」

「マスターご奉仕致します」


そう言って卵焼きを作っている俺の所に3人が全裸で歩み寄り


麗香とアリシャが左右のほっぺたに


『ちゅっ』


っとキス


クララが空かさず

俺の唇に


「ちゅ~~~~~~~~~っ」


っとディープキス

そして同時に俺に抱き着いて来る3人


その瞬間

「バリバリバリバリーーーーー」

「バリバリバリバリーーーーー」

「バリバリバリバリーーーーー」

空かさず電撃が!!




「グキャーーーーーーーーーー何で解ったのじゃ~~」


エロ爺の絶叫と共に俺はまたまた電撃により気を失った。

気が付けば・・


『まっくろくろくろになった卵焼きが1個出来上がっていた』


やっぱり最後の真っ黒になったこの卵焼き・・俺・・だよな・・・


そう観念し


『はぁ~~』


っと深~~いため息を付くのだった。


つづく・・・

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