第223話 223.捕まえた襲撃犯の一人を尋問?

<真也>


うう~

何か・・

柔らかくて気持ち良よくてふわふわ・・・


俺?・・・


次第に鮮明になる思考

目を開けると・・


麗香の顔が頭上に!!


へ?


何?


今の状況って?

全神経を総動員して状況を収集


俺は麗香の柔らかな膝の上に頭を乗せられ膝枕され、足はアリシャの膝の上?

どうも佐竹さんの事務所のソファーで麗香とアリシャの間に挟まれ麗香に膝枕されている状況らしい。


何気にアリシャの手が俺の膝と太腿の間をスリスリしているのが・・落ち着かない。


「あら真也気が付いたのね」

麗香が微笑みながら俺に話しかけて来る

「気分はどうですか?」

アリシャも心配して声を掛けてくれる


俺は?

あ・・



思い出した!!

『エロ爺のせいか!!』

エロ爺の思考が浮上してきた瞬間体中に電撃走って俺は一瞬で意識が途切れたんだった。


「真也様状況は麗香ちゃん、アリシャ様。クララ様からお聞きしました。想定外に信じれない状態になっておられますな。流石は規格外ですな」


「佐竹さん感心しなくて良いから!!俺もまさかこんな状態になるとは思ってもみなかったよ」

「私も長年生きておりますが、異世界人に別宇宙からのアンドロイドに遭遇するとは思ってもみませんでしたな。目の前に居られるのに未だに信じられないですよ」


「そうですね。麗香でもこちらでは超美人なのにアリシャとクララなんて次元が違う超~美少女ですもんね。アリシャとクララをこちらの世界に出すのが少し怖いです。それにクララは地球の文明よりも進んだ宇宙から来たロボットですもんね。」


「確かに麗香ちゃんとアリシャ様、クララ様が並んで歩いていればちょっとした騒ぎになりそうですな」

俺は佐竹さんの言葉に麗香、アリシャ、クララを改めて交互に眺めてみると・・

確かに!!

俺は綺麗だとは思ってはいたが、3人こう同時に並んでいるともうめちゃめちゃ目立っている

3人が歩いているだけで、変なナンパ野郎がわんさか寄ってきそうだ。


『ナンパ野郎ホイホイ?』


寄って来た瞬間、魔獣部屋に転送してやろうか!!

イヤイヤ!!

この世界でそれはヤバいだろ!!


我慢だ我慢!!

俺の思考って段々と過激に懐てしまってるんじゃ?


俺達は変な所で会話に時間をとってしまった。

捕らえた奴らの事を聞こう


「佐竹さんこのビルを襲おうとした奴らは下っ端だと思われたので、全員処分しましたが、そいつらを見張っていた奴ら4人の乗った車ごと捕獲したのと、襲撃が失敗した時の為に雇われたと思われる暗殺者2人を確保しています。

最後に逃走しようとしたミニバンを追いかけようとしたのですがホーミングミサイルでロックオンされたので仕方なく処分したのですみません


佐竹さんのほうで尋問してみますか?」


俺は佐竹さんに状況報告と確認をとった。


「あ~だからさっきの大爆発が起こったのですね。

このビルに集まっていた襲撃者を始末したっていうのは気になりますが、このビルを襲撃する為に集めた者は所詮下っ端でしょう。真也様が処分しなくても襲撃が成功した後強奪品を回収した後どちらにしても処分されていたでしょう。

見張っていた不審者を一人此処の出してみて頂けますか?

自白剤を飲ませて何処まで関わっていたか吐かせてみましょう」


自白剤?

佐竹さん怖いよそれ!!

まあ~裏の取引とかやってたら当然、自白剤とかも使う時が有るのかもしれないけど・・

全部身包み剥がして全裸にしてる・・よな・・

一応聞いとこう

後から、気持ち悪いなんて言われたら嫌だしな!!


「佐竹さん、武器を持ってたらいけないので身包み剥がして全裸にしていますが大丈夫ですか?」


「ええ~武器とか所持していたら嫌ですから、私はそれの方がありがたいですけど、彼女達大丈夫でしょうか?」


あ~

そうだよな

麗香、アリシャは女の子だもんな

クララは・・・どうなんだろう

一応聞いとこう


「3人共此処に襲撃犯の男一人を此処に出すけど武器とか持ってたら困るから全裸にしているんだ3人は他の所に行っててくれないか?」


って俺はお願いしたんだけど


「「「大丈夫です!!」」」


って同時にハモったよ!!

『本当に大丈夫なのか?』

きゃ~キモイ?何て言わないよな?な?


でも


喜んだら喜んだで俺落ち込むかも!!

ちょっとは嫌そうにしてくれたら少しは安心したんだけど


『即答だったもんな~』


縛っていないから、結界でも張ってその中に排出しなきゃいけない?

う~ん


空間庫の中で縛れるか?

やってみる価値はあるな!!

もしだめなら結界を張ってその中に出すって事で!!



黒塗りのミニバンの運転手が良いか・・・

今気が付いたよ!!

金髪の外人さんじゃん


下の毛とかも金髪なのかな?

うう~想像しちまったぞ・・うぇ~同じ男の物を想像するとぎもちわるい~


空間庫の中に荷作り紐があったな・・

あれで縛れば・・・


うう~


『出来ねえ~』


空間庫の中って時間が止まってるもんな・・・

紐で結ぶなんていう方法には無理が有るのか?

それとも他の方法があるのか?


今はその情報さえどうやって知れば良いのかさえ解らない

もしかして


結界で手錠とか作れば?

手足を結界で束縛?


『俺って天才じゃね?』


結界の形を変形させて両手を後ろに結界で手錠

そして足も同じように足枷


おお~イメージ通りに出来るやん~

『俺はやっぱり出来る子だったんだ!!』

誰も言ってくれないから自分で慰めよう


『排出』


何も考えずに排出したから捕らえたミニバンの運転手が!!

目の前のテーブルの上に全裸で手を足を束縛された状態で出現



「「きゃーーキモイ~」」


うをぉ~麗香とアリシャ全裸でも出して良いって言ったじゃん!!

「真也良いとは言ったけど、目の前に変な物見える所に出さないでよね」

「お父様のより小さいですね」


麗香とアリシャ其々の感想微妙に違う・・・

どう突っ込めば良いんだ・・


「この男3人の美女に反応したようでピーになりましたな」

佐竹さんそこに突っ込んじゃダメ!!


「燃やそうか?」

「消し炭にしてしまいましょう」



速攻で麗香とアリシャの手に火球が!!

「麗香もアリシャも止めろ!!お前達が火球出したから怯えて小さくなってしまったみたいだぞ」


「汚物は焼却するに限るわ」

「汚物は滅却あるのみですわ」


麗香とアリシャがそう言った瞬間に


「ギャーーーーーーー助けてぐれぇ」


そう言って急に苦しみだした捕縛者の男

「麗香、アリシャこの男に何かやったのか?」

男の苦しみように思わず俺は麗香とアリシャにそう聞いてしまってたが・・


「私まだ何もやって無いわよ」

「私も何もしてませんわ」

「私も何もしていません」

「え?じゃ何で?」

俺はてっきり麗香かアリシャが何かやったんじゃないかと思ってた

流石にクララは俺に何も言わずに殺そうとは思わないだろうと思っていたから当然の答えだったが・・


佐竹さんが

「雇った人間に失敗した時の為に何か飲まされていたのかもしれませんね」

束縛した人間の苦しむ様子を見ながら苦い表情をしながら告げて来る。


その内、捕縛者の肉体が


「ボコッ」


「ボコボコッ」


「ボコボコボコッ」


っと男の体の筋肉が変形し巨大化してきた。


「何だ何だ何が起こっている!!」

「何何何~~気色悪い~~」

「何なのよ此れ~魔獣になっちゃうんじゃ?」

「細胞分裂強化剤が検出されました」


つづく・・・

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