第218話 218.深夜の銀座の暗闇の中で
<真也>
真夜中のビルが乱立する銀座の街
コロナウィルスが怖いと言いながらも街のネオンが消える事は無い
そんな銀座の一等地に建つ佐竹さんのジュエリーショップ『ジュエリージュエリー』
飲み屋街とは違い人通りは少ない
コロナウィルスが蔓延している中で、自分だけは大丈夫とでも思っているのだろうか?
麗香、俺、アリシャ、クララの4人で佐竹さんのビル『ジュエリージュエリー』の上空に転移して来た俺達
俺達は佐竹さんのビルの真向かいの銀行のビルの上空で停止し結界の中にいる。
真下には10人位の男達が集まって屯しているように見える。
時間はAM0:55分を過ぎた頃
「ゴーーーーーー」
大型の車の走行音が聞こえて来る。
その走行音のする方向を見ると工事現場でもないこの場所には不釣り合いの大型ダンプカーが真っすぐに大通りを直進してくるのが見えた。
こんな夜間!!
大型のダンプカー!!
大体やろうとしている事は想像できる!!
『ジュエリージュエリー』のお店に大型ダンプカーを突っ込ませ、店舗に有るジュエリーと金庫をを根こそぎ強奪っぽい。
でも・・
「真也は大体解ってるんでしょ?」
麗香がニヤニヤしながら俺に聞いて来る
「あの大きな動く物が関係しているんですか?」
あ~アリシャはこっちの人間じゃないからまだ解らないよな
「あ~あの大型ダンプカーをお店に突っ込ませて、集まっている男達が踏み込んで店舗のジュエリーと金庫を強奪って感じなんだけど、計画が雑すぎる。
多分これは警告かな?後から取引を持ち掛けて安く買い取るって手なんじゃないかな。
本命はこの襲撃で逆らえば命は無いぞと警告したいだけだろう。
狙いは佐竹さんに渡したもう一つの宝石
そして此れを計画した当事者は多分、宝石を購入した研究所?又はそれを支援した某政府かな」
「うわ~そこまで読んでたの?」
麗香がビックリしているから、この襲撃犯だけだと思ってたか?
つづく・・・・
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